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米人気討論サイト“Slashdot”が買収

1999年07月02日 00時00分更新

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インターネット開発者向け情報をWeb上で提供している米Andover.Netは6月29日(現地時間)、米の人気コミュニティWebサイト“Slashdot”を買収したと発表した。買収金額は明らかにしていない。買収後も、Slashdotの内容の変更は行なわれないという。

Slashdotの画面写真
1ヶ月100万ページビューを記録する人気サイト“Slashdot”

Slashdotは、'97年に開設されたオープンソースの話題を中心に扱うWebサイト。情報源は主に読者からの投稿となっている。著名なフリーソフト開発者などからの投稿もあり、これらには、ほかの読者から何10~100ものコメントが付けられる。これまで、Slashdotの運営は“CdmrTaco”と呼ばれているRob Malda氏をはじめとする3人が中心となって行なっていた。

Rob氏はSlashdotを売却した理由について、「個人で運営していくには、作業的にも金銭的にも負担が多すぎたため」としている。ただ今後もSlashdotの運営には積極的に関わっていくという。Andover.Netは今回の買収で、両サイト合計350万ページビューの獲得を目指すとしている。

なお、Slashdotではこのニュースに対して、読者から現在(7月1日0時)、約450のコメントが寄せられている。そのコメントの多くは、買収に関して支持するものが多い。

オンラインメディア“CNet”の報道によれば、SlashdotのRob氏は、「Linuxコミュニティからリンチされるんじゃないかと内心ひやひやしていた。が、今のところ、ほとんどが支持者のようだ。これはこれまでどおり、スラッシュドット・チームがコンテンツを取りまとめることを明確にしたからだろう」とコメントしている。

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