Linux Seminar Working Group(LSWG)は、東京・国際大学にて「Linux Seminar」を開催した。この日で5回目を数えることになる同セミナーは、Linuxの初心者から中級者を対象とした勉強会で、Linuxの活用を中心とした話題を取りあげ、ほぼ月1回のペースで行なわれてきている。第5回目の今回は、講師にDebian-JP Projectの吉山晃氏を迎え、Debian GNU/Linuxの生い立ち、ポリシー、ロードマップなどの話題が取り上げられた。
主催者である同グループの小山裕司国際大学助手によれば「このセミナーはUNIXの普及と発展を目的として、またLinuxユーザー同士のネットワークを広げることを目指して、'98年9月から始まったもの。参加者には、昔からのUNIXユーザーや何度も受講を希望してくるリピーターも多い。」といい、今後の抱負として同氏は「受講の希望者が多く、どうしても講義形式の勉強会になってしまいがちだが、今後はできるだけどんどん気軽に質問や意見の交換ができるようなサロン的な雰囲気にしていきたい。」と話している。
講師はDebian-JP Projectの吉山晃氏。 |
参加者は約40名程度。申し込みは定員を上回り、キャンセル待ちの状態だったという。 |
なお、今後のセミナーの予定は以下の通り。
- 第6回 3月5日(金)
- Linuxの環境の日本語化 (株)パシフィックハイテック 芦田幸治氏
- Linuxでのマイコン開発 神奈川障害者職業能力開発校 三岩幸夫氏
- 第7回 3月27日(金)
- PostgreSQLとPHP3 (株)計算力学研究センター 桑村潤氏
- LinuxとSPARC 鈴木大輔氏