PowerPC上で動作するLinuxディストリビューションを開発しているLinuxPPC.orgは、ハードディスクドライブにLinux専用パーティションを用意することなく、Macintosh上で気軽にLinuxを試すことができる『LinuxPPC Live 4.0』をリリースした。
PowerPC版Linuxの最新リリースである「LinuxPPC Release 4」の特別バージョンである『LinuxPPC Live』は、統合デスクトップ環境の『KDE』やフォトレタッチソフトウェア『GIMP』などが含まれている。しかし、LinuxPPC R4のすべてのソフトウェアが含まれているわけではなく、また、LinuxPPC Live上で行なった設定の変更などは再起動したときにすべて失なわれるようになっているため、開発元ではあくまでもデモバージョンとして位置付けている。
LinuxPPC Liveは、PCIベースのPower Macintosh(iMacや最新のG3 Macには未対応)に対応し、インストールには、約105MBのHFSフォーマット(HFS+には未対応)のディスクスペースが必要となっている。