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レーザー5、『日本語redhat Linux 5.2』を発売

1998年12月17日 00時00分更新

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(株)五橋研究所レーザー5出版局は、米Red Hat Software社が開発した『Red Hat Linux』を独自に日本語化し、『日本語redhat Linux 5.2』として1999年3月1日から発売すると発表した。価格は8800円。インストーラーを日本語化するほか、Webブラウザ『Netscpae Communicator 4.08(予定)』やウィンドウマネージャ『WindowMaker』なども日本語化。マウス操作だけで環境設定ができるオリジナルツール『LaserDesk Ver.2.0』も提供される。ユーザーサポートは(株)キューアンドエー社が行ない、電子メール、電話、FAXにて3カ月間の無償サポートが受けられる。年間1万2000円でサポート期間の延長も可能。企業向けには、別途パートナー企業と提携してサポートを提供していくという。

[コメント]

日本語Linuxディストリビューション(Linux Basicsを参照)としては、パシフィック・ハイテックの『TurboLinux』が知られていますが、レーザー5の『日本語redhat Linux 5.2』は、まさにそれに対抗する製品です。両社が競合することで、結果として製品レベルが向上していけば、それがユーザーにとっては最もいい形といえるでしょう。また、商品としての発売は未定ですが、個人の有志によって開発が進められている「Vine Linux」も、ユーザーにとっては並べて比べたい選択肢となります。Vine Linuxは現在開発中ですが、1999年1月には1.0がリリースされる予定となっています。さらに1999年春には、『Debian/GNU Linux』もバージョンアップを控えており、1999年前半は、日本語対応Linuxディストリビューションのリリースラッシュとなりそうです。

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