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100人に聞いた「スマホでついポチっと買ってしまったもの」教えて!

2017年03月06日 23時00分更新

文●D2Cスマイル

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移動中や寝る前の布団の中、といった「無目的」なネットアクセスの時間を創り出すスマートフォン。何となく眺めているだけのプライベートな縦長画面にも関わらず、写し出される情報や写真に触発され、普段抑えている我が欲の扉が開いてしまうことも多いはず。そんなスマホならではの「衝動買い」エピソードをフリーアンサーで集めてみました。

【調査概要】

  • 調査対象:男女19~70歳
  • 有効回答数:100ss
  • 調査方法:Webアンケート(1問フリーアンサー)
  • 調査実施日:2017年2月9日
  • 調査機関:マクロミル

衝動買いジャンルのトップはメルマガや広告の施策効果も!?

フリーアンサーからあがった商品/サービスをジャンルで分類して比率を見てみたところ、全体の4割位以上が「ファッション/ファッション雑貨」になりました。男女ともにその比率は変わらずトップです。

普段からオンライン購入に慣れているジャンルなので、決断までの障壁も低いのでしょうか。

「ファッション/ファッション雑貨」ジャンルでは、衝動買い理由として下のような理由が多く見られました。メルマガ、広告などショップ施策きかっけといったリアルな声もあがっているのが特徴です。

〇メルマガ
「やっぱ衣類ですかね。ジャケットやセーターに散財してしまったこの冬。メルマガなどでセールですよ!っていわれるとついポチッと。ニューバランスの高価格スニーカーにも弱い自分です。かっこいいから」(男性30代/未婚/自営業)
「服。ショップからメルマガが届いても普段なら買わないんだけど、友達と会う約束があったため、思い切ってバーゲンになってない服を買った」(女性40代/既婚/会社員)

〇ネット広告
「洋服やカバンです。ネットショップにアクセスしたページが広告としてインターネットを開くたびに表示され、気になって気になってついつい購入してしまいます」(女性20代/未婚/会社員)

〇試着イメージ
「コート。ブログや商品ページでの着こなしが可愛すぎて自分に似合う似合わない考えずに購入してしまった」(女性30代/既婚/パート・アルバイト)

〇店頭では手に入らない
「服。店頭だともう少し考えたりするけど、ネットだとついつい買ってしまう」(男性20代/既婚/会社員)
「腕時計です。普通に店頭で見るより欲しいのがあるので」(男性30代/未婚/会社員)
「服です。実際手に取り見ると躊躇してしまうけど、ネットだとついつい…」(女性30代/専業主婦)

「ファッション/ファッション雑貨」といえば、早くからサイトがスマホに対応してきたジャンルです。リターゲティングなどアドテクノロジーによるところも大きいですが、ショップ側もスマホでの商品の見せ方については試行錯誤を繰り返し、ユーザーの「ついポチッとしてしまう」ツボを心得ている様子です。

スマホでの衝動買い傾向

ジャンル別比率を見ていると、男女の衝動傾向の違いも分かりやすく、男性は「欲しかった〇〇」、女性は「〇〇をグレードアップ」というように表れています。

〇女性よりも男性に多いスマホ衝動買いジャンル
・嗜好品(酒・たばこ)/趣味グッズ
「神の雫に出てたワイン12本セット」(男性30代/未婚/会社員)
シャンパンのセット」(男性30代/既婚/会社員)

・家具/インテリア
「ハンモックチェア。突然の値引きで思わず買ってしまった」(男性50代/既婚/会社員)
ソファーです。嫁のたまに見るねだり顔が浮かんでしまって、ついぽちっと…」(男性50代/既婚/会社員)

・自動車/バイク
中古車」(男性40代/既婚/会社員)

〇男性よりも女性に多いマホ衝動買いジャンル
・レジャー/エンタメ(サービス)
「ホームページで見た部屋付き露天風呂があんまりにもゴージャスで、予算オーバーのホテルをポチっ。懐は痛みましたがお部屋は本当によかったので、もう一度行きたい思いと今闘っています」(女性50代/専業主婦)
「予想外ではないけど、航空券を探してて、画像やオプションにつられてビジネスクラスを予約した」(女性30代/未婚)

・キッチン/ダイニング用品
「北欧ブランドの高めなお皿」(女性20代/既婚/会社員)
ルクルーゼ(笑)。旦那さんがクリスマスプレゼントで買ってくれるって言ってくれたけど、さすがに旦那さんが躊躇していたのでエイッって押しました(笑)」(女性40代/専業主婦)

・食品/飲料
地元のお菓子が懐かしくてネットで見てたら欲しくなり、買ってしまいました」(女性20代/専業主婦)
ちょっと良いチョコレート。外出先の待ち時間で。通販で期間限定ポイントがあって、でも期限はまだ先で急ぎで消費する必要もなかったのですが、どうせポイントだし、という安心感からつい衝動買いしてしまいました」(女性30代/専業主婦)

・子供/ペット用品
ペットの福袋。10000円。自分のはその年買わなかったのに、つい」(女性50代/未婚/会社員)

男性は夢追い人。非日常の品々が並ぶ男性に対し、日常生活のグレードアップや予定の拡張範囲で留まりがちな女性の様子がうかがえます。

スマホショッピング、ヘビーとライトの両極

スマホユーザーにおけるスマホショッピング状況を定量的に見てみると、1カ月あたりの利用率では「利用しない」ユーザーが6割以上を占めています。ネットショッピングのツールとしてはPCからスマホへのシフトは珍しくなく、そもそもネットでのショッピングが常態化していないユーザーもまだ多い様子です。

一方、月に30回以上(ほぼ毎日)何かしらスマホショッピングをするユーザーがいることも事実で、たとえば、月10回以上スマホショッピングをするユーザーの月平均購入金額は1万円を超え、40代では1万4396円になります。

国内でのスマホ普及がひと段落した今日この頃。スマホネット利用率はこの先さほど変化しないかもしれません。しかし、スマホショッピング利用状況を見ると、ユーザーの利用回数や利用金額にはまだまだポテンシャルがあるようにも思えます。

「スマホでついポチっと」する人々のついポチっとを更に増やすのか、「スマホでついポチっと」する人々を増やすのか…。

スマートフォンのユーザー動向調査や広告効果などはもちろん重要ですが、その奥に隠れているユーザーのリアルな声を集めることで、ユーザーと広告をつなぐ情報を提供していければ幸いです。

(記事提供:D2Cスマイル

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