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Apple Store Ginzaの「Dream Classroom」がスタート

ミスチルを目指して終わるな──坂本龍一かく語りき

2009年03月09日 11時30分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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「若い人にむしろ提案されたい」

坂本龍一氏

大谷 (「最後に学生のみなさんに向けて」という質問を見ながら)最後に坂本さんから、この会場は学生優先で座っていると思いますので、例えば、今、展望と言う話の中で、「大変なときこそいろいろ動くではないか」ということがありましたけど。

坂本 まぁ基本的には、「自分で考えてよ」と言いたいですね。

大谷 (会場笑) そうですね(笑)

坂本 僕が皆さんぐらいの若いときは、自分より年上のヤツはみんな敵だと思っていたから。「そんなヤツらの言葉なんて聞いてやるものか」とだいたい思っていましたね。

大谷 ということです(笑)

坂本 だから僕なんかに、その、何か有益なことを聞いてやろうという態度じゃいけませんよ。自分たちでやったほうがいいです。

 むしろ提案されたいぐらいだね、僕は、若い人に。若い人の方が頭が柔軟だし、行動力もあるし、体力もあるんだから。色々なことを試して、考えて、それで今、法律とか社会制度とかになっているオジサンたちを動かさないとダメですよね。それは皆さんの力です。

 環境問題だって、今見ていただいたように、僕たちはかなり人生を謳歌してきてしまいました。もう、いつ死んでもいいんだけど、皆さんはまだ若くて、この先何十年もあって、被害を受けるのは自分たちのことなんだから。自分たちで考えて、旧世代に提案する。自分で「僕たちの未来はこうしてくれ」と、言うのが健全じゃないかな。

大谷 そうすると、通信簿もなくなるし……。

坂本 そうそうそう。俺たちはこういうものは必要ない、こういうものが必要だと、自分たちで考えて提案すればいいんだ、と思うけどな。



 なお、この対談の模様は後日、アップルよりポッドキャストにて配信される予定だ。興味のある人はぜひiTunes Storeをチェックしてみよう。次回の授業は15日(日)で、講師はクリエイターの宇川直宏氏が務める。27日(金)は、ミス・ユニバース ナショナル・ディレクターのイネス・リグロンさん、4月10日(金)には映像作家/音楽家の高木正勝氏が登場する。場所は同じApple Store Ginzaだ。


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