使い勝手の良さでナンバーワンはS001か
■結論
au Cyber-shotケータイ「S001」
ボディデザインや素材感は非常に良く、モノとしても楽しめる1品。撮影中も非常にレスポンスが良く心地よいし、シャープな絵作りはお散歩カメラとしても楽しめる。また撮影後の閲覧には3.3型有機ELディスプレイや顔面検索などが可能だし。ブログなどへのアップロードも、メモリカード記録時に自動生成するミニフォトで手軽に行なえる。写真を活用して楽しみたい人はぜひ手にとって欲しい1台だ。
au 「SH001」
ソフトバンク 930SHと同様、カメラ付きケータイとして非常に実用性の高い端末に仕上がっている。発色はちょっと印象派的な味付けが感じられるが、暗いところや光が強いところでも、気にせずにシャッターを切れば、期待通りの写真が得られる。ただ、デジカメスタイルでの撮影は、側面のシャッターボタンの位置が悪く、他の端末に比べて使いにくい。
ソフトバンクモバイル EXILIMケータイ「SoftBank 930CA」
高速起動・バックグラウンド保存などの軽快さと、あらゆる場面におけるナチュラルな発色がウリのデジカメケータイ。au W63CAと同様、集合写真からマクロ撮影まで楽しめるが、発色がナチュラルなだけに、ケータイの上で写真を見るときには、有機EL搭載のW63CAと比較すると、液晶の930CAはちょっとおとなしい結果に見えるかもしれない。
以上、3機種、前編と合わせると6機種のケータイを作例を交えながら紹介してきた(前編の結論はコチラ)。前回は高画素以上にパッケージングの良さから、Nokia N82をチョイスしたが、今回は高画素でかつユーティリティー性も高いS001が最もよかったのではないだろうか。
ただ本当に写真にこだわる人は、930CAの絵作りに好感が持てるだろうし、ケータイカメラとして選ぶならSH001も暗所での使い勝手がよく実用性は高い。ぜひ普段のカメラ付きケータイの使い方、自身が持っているデジタルカメラとの棲み分けを考えながら、選んでみてはいかがだろうか。