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コンパクトデジカメはもういらない?

最新ケータイ、カメラNo.1はコレだ【後編】

2009年03月09日 13時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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ブログ連携などライフスタイルの充実を図った930CA

 カシオ初のソフトバンク端末となるSoftBank 830CAで搭載されていた「美撮りモード」が搭載され、肌の色や目の大きさを自動的に調整してくれる機能が継承されたほか、顔検出オートフォーカスは自動追尾機能がある。

【作例1】テニスコートの写真はカーペットの色、ラケットのガットのテクスチャーなども含めて、よい仕上がりになっている

【作例2】一方カフェのテラスはS001と似た、控えめな写真だった。S001ほどシャープではないように見える

 930CAはカメラ機能の洗練だけでなく、ユーザーにも写真を撮る楽しみを提供してくれる。

 カメラ起動ボタンと並んでいるのが「スナップビューア」ボタン。写真を3Dやサムネイル形式で表示でき、写真を撮った後も楽しめる機能が搭載されている。有機ELを搭載したW63CAと比較すると、やや鮮やかさに欠けるが、ディスプレイの形式の違いであろう。

【作例3】黄色い花は立体感はあるが、やや赤みが強い印象

【作例4】紫の花はやや黒っぽさが目立つがよく写っている

 また、撮影後からの活用も充実している。ブログアップロード機能。ワンタッチで写真をブログにアップする状態にしてくれる。すでにケータイでは珍しい機能ではなくなったが、やはり便利な機能である。

【作例5】フレアはS001よりは押さえられていて、壁画の赤と青も見えるので、S001とSH001の中間のような存在だった

【作例6】煉瓦の雑草も良好で、最も見た目に近かったのは930CAだった

 またモバイル便利帳と呼ばれる機能には、「Cute Photographer おしゃれな写真が撮れる本」(翔泳社)と「写真でつくる雑貨」(雷鳥社)がプリセットされており、写真を上手に撮影する方法や写真を活用した雑貨作りなどのコンテンツが読める。カメラ・リッチなケータイがある生活を楽しめるような工夫が見られ、長く使える端末になるだろう。

動画作例

 次ページでは3機種の作例比較【料理編】だ

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