コンパクトデジカメはもういらない?
最新ケータイ、カメラNo.1はコレだ【後編】
2009年03月09日 13時00分更新
文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
豊かな色彩が魅力のSH001
このカメラの魅力は、光に対する豊かな発色が得られる点だ。
【作例1】カーペットの色味を自然にとらえたテニスコートの写真。両手で構えるとシャッターボタンが遠いため、若干ブレてしまった
【作例2】高感度CCDの本領発揮というところだろか、カフェのテラスは温かい光に包まれた、非常に美しい写真に仕上がっている
夜に浮かぶ白熱灯色の照明がキレイなカフェを撮影したとき、温かい雰囲気の光が漏れてくる情景が非常に印象的だった。また室内での料理も食べ物がおいしそうに写るし、ガラスや水面に反射してくる情景など、満足感の高い写真が得られる点は、さすがの一言。
【作例3】黄色い花は、ちょっと明るく写りすぎており、立体感が失われがちになっている
【作例4】紫色の花は、紫の色味をよりはっきりと確認できるいい写真になった
これで ドコモ、ソフトバンク、auに800万画素CCD+ProPix搭載のデジカメが出そろった格好だが、ちょっとずつ搭載されるソフトウエアに違いがあり、例えばISO感度を指定できるかどうか、動画撮影機能で16:9の動画が撮れるかどうか、などの差がある。もちろん自分のキャリアの端末を選ぶ方がいいが、使い勝手の差を見ておくに越したことはないだろう。
【作例5】壁画までは影になっていて写りにくいが、SH001はフレアが出にくい特徴を持つことは今回よく分かった
【作例6】また煉瓦の雑草も黒いところ、明るいところ、中間の影の変化も非常によく仕上がっている
動画作例