昨年末に行なわれたコミックマーケット75の企業ブース「NANOHA The MOVIE 1st PROJECT」で先行発売された「魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ ボーカルベストコレクション」が、2ヵ月以上の時を経て、ようやく一般発売を迎えた。
同CDは、高町なのは(cv.田村ゆかりさん)の歌う「魔法の言葉~Lyrical harmony~」や、フェイト・T・ハラオウン (cv.水樹奈々さん)による「Present ≪Sweet honey mix≫」、八神はやて(cv.植田佳奈さん)の「星に祈りを ≪Kuru×2 mix≫」といった主人公3人の歌うキャラクターソングなど12曲を収録している。収録されている曲名だけを見ると、一昨年発売された「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の音声ドラマCDに収録されている曲と同じのように思うかもしれないが、全てアレンジかリミックスが加えられ、生まれ変わったいるとのことだ。
ショップでは、大々的に販売に力を入れているショップも見られ、スタッフからも「映画の公開が待っているとはいえ、放送終了から1年から経つにもかかわらず、これほどの人気とは、他のキャラクターソングアルバムと比べても倍近く予約が入っているんじゃないでしょうか」と好調な様子をうかがうことができた。
初音ミクのCDが2枚同時に発売
DTMソフト“Vocaloid”シリーズの第1弾として登場し、DTM界に新風を吹き込んだ初音ミクを使用したアルバムが2枚登場した。1枚目は、自主制作CDとして発売されて、現在ではプレミア価格で取引されている「supercell」の商業流通版だ。
同CDには、動画共有サイトで、前人未到の再生記録をマークした「メルト」や、初音ミクからのスピンオフ的キャラクターも生まれた「ブラック★ロックシューター」など12曲を収録。
初回限定盤と通常盤の2枚が流通しており、初回限定盤にはフルカラーイラスト集「supercell works」が同梱されている。このイラスト集には、収録されている作品のアートワークや、クリエイターたちのコメント、制作秘話などが収録されている。
2枚目に紹介する「EXIT TUNES PRESENTS Vocarhythm feat.初音ミク」も、1枚目と同様動画共有サイトで発表されて、人気となった初音ミクを使用した楽曲の数々を収録したアルバムで、12人プロデューサーが手がけた、15曲を収録している。
ショップスタッフによると「初音ミク対決は、圧倒的な知名度で『supercell』の勝ちです」とのこと。
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