総画素数915万画素の3MOSセンサー搭載
パナソニック「HDC-TM300」
パナソニックはハイビジョンビデオカメラが登場する前から、RGBそれぞれに撮像素子を備える三板式にこだわってきた。
三板式はレンズから入ってきた光を効率よく得られるため、明るく色鮮やかというメリットがある。しかし、これまでは記録画素数がライバルの単板式に及ばないため、肝心の精細感が不足しがちになる弱点があった。
「HDC-TM300」は独自の「3MOSセンサー」をさらに高解像度化し、305万画素×3と大幅な高画素化を実現した。映像回路も「新HDクリスタルエンジン」を採用し、ライバルに負けない高画質化を追求してきている。
液晶モニターもタッチパネル方式となり、メニュー操作なども手軽にできる。撮影シーンに合わせて、自動で撮影モードが切り替わる「おまかせiA」を従来通り搭載しているので撮影もカンタンだ。
さらに新機種は被写体の顔や色を追いかける「追っかけフォーカス」を採用。液晶モニター上で被写体にタッチするだけで、被写体が動き回ってもフォーカスを自動で合わせてくれるという、便利な機能まで付いている。
このほか、撮影した映像の見どころだけを集めて再生できる「ハイライト再生」機能など、便利な機能も加わり、より使いやすくなっている。使ってみた印象でも、もっとも操作がわかりやすく、簡単に使えた。
初めてハイビジョンビデオカメラを使う人や、機械が苦手な人にはおすすめのモデルだ。