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高画質で決める春のHDビデオカメラ【前編】

2009年03月05日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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総画素数915万画素の3MOSセンサー搭載
パナソニック「HDC-TM300」

HDC-TM300

HDC-TM300

 パナソニックはハイビジョンビデオカメラが登場する前から、RGBそれぞれに撮像素子を備える三板式にこだわってきた。

 三板式はレンズから入ってきた光を効率よく得られるため、明るく色鮮やかというメリットがある。しかし、これまでは記録画素数がライバルの単板式に及ばないため、肝心の精細感が不足しがちになる弱点があった。

パナソニックこだわりの「3MOS」を搭載。ちなみにマイクは5.1chサラウンド対応

パナソニックこだわりの「3MOS」を搭載。ちなみにマイクは5.1chサラウンド対応

 「HDC-TM300」は独自の「3MOSセンサー」をさらに高解像度化し、305万画素×3と大幅な高画素化を実現した。映像回路も「新HDクリスタルエンジン」を採用し、ライバルに負けない高画質化を追求してきている。

ディスプレーがタッチパネル式になった

ディスプレーがタッチパネル式になった

 液晶モニターもタッチパネル方式となり、メニュー操作なども手軽にできる。撮影シーンに合わせて、自動で撮影モードが切り替わる「おまかせiA」を従来通り搭載しているので撮影もカンタンだ。

 さらに新機種は被写体の顔や色を追いかける「追っかけフォーカス」を採用。液晶モニター上で被写体にタッチするだけで、被写体が動き回ってもフォーカスを自動で合わせてくれるという、便利な機能まで付いている。

ハイライト再生では、再生時間(1分30秒/3分/おまかせ(最長5分)の選択や、内蔵BGM(4曲)の選択が可能

ハイライト再生では、再生時間(1分30秒/3分/おまかせ(最長5分)の選択や、内蔵BGM(4曲)の選択が可能

 このほか、撮影した映像の見どころだけを集めて再生できる「ハイライト再生」機能など、便利な機能も加わり、より使いやすくなっている。使ってみた印象でも、もっとも操作がわかりやすく、簡単に使えた。

 初めてハイビジョンビデオカメラを使う人や、機械が苦手な人にはおすすめのモデルだ。

アクセサリーシューは本体側面になる。別売りのビデオライト装着時は、本体付属の金具を装着する

出力端子類

HDMIやコンポーネント出力、SDHCカードスロットなどは本体側面(ディスプレー側)にまとまっている

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