Netbookでも快適に見られるか?
光学ドライブ不要のセットアップにコンパクトなボディーなど、GV-SC400はNetbookと組み合わせて使用するシーンを意識した製品だ。では、実際にNetbookと組み合わせたときの、使い心地はどうだろう。
実際に「HP Mini 1000」に接続して使ってみた。Mini 1000のCPUはAtom N270(1.60GHz)で、OSはWindows XP。典型的なNetbookの構成だ。
GV-SC400を接続してワンセグ放送を視聴してみると、タスクマネージャーでのCPU使用率は約20%前後。同時にInternet Explorerでウェブブラウジングをしてみたが、特にワンセグのせいで重いという印象はうけない。ただし、元々画面の小さいNetbookでワンセグ放送を常時表示していると、画面を少なからず占有されるのが気になる。
CPUパワーが必要な、くっきりモーションとなめらかモーションも試してみた。くっきりモーションをかけた状態でのCPU負荷は30~40%前後。オフの状態から10~20%程度の負荷増となった。なめらかモーションもほぼ同等だ。
両方を同時にかけると、CPU負荷は40~50%強になる。さすがにこれだけパワーを喰われると、同時に何か作業をするのは辛くなってくる。しかし、Netbookをデスクサイドの小型テレビ的に使うなら、処理能力面での問題はない。画面が狭いといういかんともしがたい制約をのぞけば、GV-SC400はNetbookでも快適に使えると言えそうだ。
GV-SC400にはほかにも、VistaのWindowsサイドバーやGoogleデスクトップのGoogleガジェットなど、便利なガジェットが複数用意されている。横解像度が1280ドット以上のパソコンなら、これらのガジェットを使ってテレビのながら見に使うのもよい。
機能面で不足を感じる点もなく、GV-SC400はパソコン用ワンセグチューナーとしては、完成度の高い製品と言えよう。ながら見好きにはもってこいのアイテムだ。
GV-SC400の主なスペック | |
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対応機種 | USB 2.0搭載 DOS/V マシン |
対応OS | Windows Vista/XP(いずれも32bit版) |
サイズ | 幅20.5×奥行き56.8×高さ11.5mm |
質量 | 約17g |
価格 | 1万600円 |
発売時期 | 3月中旬出荷予定 |