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HP Mini 2140、遅・熱・重の三大苦は克服した?

2009年03月03日 12時00分更新

文● 小浜雅胤/編集部

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処理能力は大幅アップ! アツアツも改善!


 まずは総合ベンチマークソフトPCMark05で比較する。条件を揃えるため、HP 2133のOSはXPをインストールした(HP 2133ハイパフォーマンスモデルにはXPへのダウングレード権が付いている)

PCMark05によるベンチ結果
CPU メモリー グラフィックス HDD
HP 2133 988 1081 294 4578
HP Mini 2140 1484 2326 542 5785

 結果は、最新チップセットを搭載したHP Mini 2140ではベンチ結果に大幅な向上が見られた。

 何をするにも“もっさり”だったHP 2133に対して、HP Mini 2140は最近のNetbookと同等の処理能力を持つ。動画や写真編集など、特別重い作業をしない限り、ストレスなく使えるレベルだ

Netbookとしては珍しく、2.5インチ 7200回転のHDDを搭載しているのも注目したい。読み書き性能も好成績だ

CrystalDiskMark2.2のベンチ結果

 また、HP 2133のもうひとつの問題点、本体の激しい発熱も劇的に改善している。高負荷時には手で持つのが厳しいほどの熱さだったが、新モデルでは“ほんのり温かい”レベルにまで落ち着いた。低消費電力のAtomの採用に加え、ヒートシンクと冷却ファンの大幅な見直しが、今回の改善に貢献したという。

 バッテリー駆動時間もカタログ値で2.3時間→4.5時間に向上。実際の持ちをBBenchで計測してみたところ、画面輝度最大、無線LANでウェブに接続し続ける設定で、2時間57分持った。ミニノートとしては十分合格ラインの成績だ。

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