このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

次世代Windowsの姿が見えた! 第19回

DLNAや地デジ対応を強化 Windows 7の実像 Part 7

2009年03月02日 14時00分更新

文● 山本雅史

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Blu-rayディスクドライブをサポート

 Windows 7は標準でBlu-rayディスク(BD)ドライブをサポートしている(VistaもSP2から標準サポート)。また、BD-Rにエクスプローラー上からファイルを書き込めるようになった。

Windows 7はBDドライブを正しく認識できる

Windows 7はBDドライブを正しく認識できる

 ただし、サポートされたのはデータ用ドライブとしての機能だけで、Windows 7だけでBDビデオが再生できるわけではない。BDビデオをWindows 7搭載パソコンで見るには、サードパーティのBD対応の再生ソフトやHDCPに対応したディスプレーなどが必要だ。

Windows 7だけでは、BDビデオソフトは再生できない

Windows 7だけでは、BDビデオソフトは再生できない

 そのほかにWindows 7では、多彩なビデオフォーマットに標準対応している。例えばAVCHD対応により、ハイビジョンビデオカメラで使われるAVCHDフォーマットのファイルを、WMP12で再生できるようになる。

Windows 7がサポートする再生フォーマット

Windows 7が対応する再生フォーマット

Windows 7で対応するエンコードフォーマット

Windows 7で対応するエンコードフォーマット。携帯機器向けの低解像度フォーマットを含むのが特徴


Windows Media Centerと地デジ対応

Windows 7β版でのWindows Media Center

Windows 7β版でのWindows Media Center。Vistaとほぼ同じUIだが、RC版では少し改良されるらしい

 Windows 7にも「Windows Media Center」が搭載されている。ただし、β版ではVistaのWindows Media Centerとほとんど変わっておらず、RC版でUIなど一部が変更されるようだ。大幅な変更というわけではなく、基本はVistaとほとんど変わらないだろう。

 Windows 7で気になるのは、日本の地上デジタル放送への対応だ。Vistaでは「Windows Media Center TV Pack」(TV Pack)という拡張モジュールで、地デジの視聴と録画に対応した。しかしこの拡張モジュールは、パソコン用地デジチューナーのベンダーや、対応パソコンのベンダーだけにしか提供されていない。機能面も「見る/録る」だけで、、サードパーティの地デジチューナーソフトに比べると、録画番組の編集やBD/DVDへの書き出しもできなかった。

 Windows 7ではTV Packと同じ機能が標準搭載されている。そのため、サードパーティの対応地デジチューナーを別途購入してきても、Windows Media Centerで地デジの視聴/録画ができる。

 さらに、BS/110度CSデジタル放送やデジタルCATVのチューナーにも対応した。この機能を生かして、安価な3波チューナー搭載パソコンも登場することだろう。

Windows 7が対応するデジタル放送規格

Windows 7が対応するデジタル放送規格。右が新規に対応するもの。DVBC/SはデジタルCATV、ISDB-SはBS/110度CSデジタル放送で使われている

地デジの録画をBDやDVDに保存できる

Windows 7ではPBDAに対応することで、地デジの録画をBDやDVDに保存できるようになる

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン