type PのXP化、未だ不完全なり……!!
──Windows XP化しようと思ったきっかけは？
やはりVistaのもっさり感が耐えられなくなったのが一番大きいですね。
──Windows Vistaの高速化という手段もあったかと思うのですが?
確かに（笑）
ただ、私が使っているソフトウェアでWindows Vistaで動かないソフトがあったんですよね。それもあって思い切ってWindows XPを導入することにしました。
──Windows XPはわざわざ購入したんですか?
いや、自宅に自作機用として購入して放置していたWindows XP Media Center Edition 2005があったんですよ。
──Windows XP化ですが自力でやりましたか?
いや、それは無理です（笑）。ネットのまとめサイトや掲示板の動作情報をみてトライしました。まあ、某掲示板の情報は虚々実々で、入れてみたら動作しなかったり、ということもありましたが、まとめサイトを見つけてからはほぼ順調にWindows XP化ができましたね。
──結局、ドライバ類はどうしているのですか?
まさに「オラにみんなの力を分けてくれ！」状態で、各社のドライバを流用して使っています。
──Windows XP化のメリットは?
普通に仕事で使う分には快適です。サクサク動いてくれますし。ただし、ゲーム、たとえば自宅でCivilization 4で時々遊ぶのですが、VistaからXP化すればサクサク動くようになるかと思いましたが、実際はもっさりのままでこれは期待はずれでしたね。
Windowsタスクマネージャのパフォーマンスタブ。左がWindows XPで右がWindows Vista。それぞれのパソコンの起動直後のもの。Windows XPのほうがあきらかにCPU使用率やPF使用量の数値が小さい。なお、Windows XPを導入したtype Pには、すでに各種アプリとアンチウイルスが導入済みであったことを了解いただきたい
──Windows XP化ですが、デメリットは?
いくつかありますが、実はワンセグ内蔵モデルを購入したけど、結局Windows XP化してからはXP用のワンセグドライバがないので使っていないんですよ。また、各社のドライバを流用しているので、機体本来の性能を引き出せていないかも、と最近感じています。
──最後に一言
ぜひソニーさんには、Windows XP用のドライバを出して欲しいです。
ちなみに前述のtype PのWindows XP化に関するまとめサイトはいくつかあるようだが、この知人は「店長のつぶやき日記」の情報を参考にさせてもらったとのこと。
「店長のつぶやき日記」と、そこに掲載されていたWindows XP化情報をまとめた「VAIO type P 本格XP化への道」
このWindows XP化だが、「つぶやき日記」でも注意書きにあるように、今だ「実験」の域を出ないものという状況だ。ソニー純正のドライバが無い以上、全国のブロガーやネット掲示板利用者有志が試行錯誤し、使えるドライバが割り出され、その情報が共有されているのが現状だ。
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