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Mobile World Congressに見る最新スマートフォン事情 Part1

iPhone化を目指すWindows Mobile 6.5

2009年02月20日 10時00分更新

文● 塩田紳二

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 スペインのバルセロナにて、携帯電話関連の大規模な展示会「GSMA Mobile World Congress」(MWC)が2月16日から19日まで(現地時間)開催された。MWCは携帯電話市場の世界的な拡大とともに、年々規模を拡大してきたイベントで、ここ何回かはバルセロナを会場としている。

 携帯電話のイベントといっても、扱われるのは電話機だけではない。たとえば、携帯電話ネットワークを構築するための機器や半導体デバイス、サービスなど、携帯電話に関連するさまざまな企業が参加している。まずはスマートフォン関連の話題を取り上げてみたい。


Windows MobileからWindows Phoneへ

Windows Mobile 6.5
Windows Mobile 6.5

 スマートフォン関連で大きなニュースは、やはりマイクロソフトの「Windows Mobile 6.5」の正式発表だ。iPhoneが人気とは言っても、台数で見ればスマートフォンの大半がWindows Mobileを採用している。MWCでのマイクロソフトの発表は以下の3点だ(関連記事)。

  • Windows Mobile 6.5
  • Windows Mobileを搭載する端末を今後「Windows Phone」と呼ぶ
  • Windows Marketplace、My Phoneサービスを開始

 まず名称についてだが、Windows Liveなどと同じく、Windows Mobileを搭載した機器は今後、「Windows Phone」と総称することになった。先頭にWindowsをつけて、ほかのソリューションとの整合性をとったわけだが、マイクロソフトは「3スクリーン」と呼ぶ考え方をとっているという。

 3スクリーンとは、「パソコン」「ウェブ」「携帯電話」の3つの画面のこと。あえてこれらを「スクリーン」と呼ぶのは、今後はクラウドやサービス化などにより、さまざまな「機能」(あるいはソフトウェア)は、パソコンなどに特定されたものではなく、「ひとつのサービスを3つのスクリーンで見る」という方向に進むという考え方に基づいている。

 なお、OSとしての名称は「Windows Mobile」のまま。エディションなどは、Windows Mobile 6.0で採用したもの(ProfessionalやClassicなど)をそのまま使う。

 Windows Mobile 6.5だが、今回の主な変更点は、指による操作(タッチ)を基本に持ってきた点だろう。これまでのWindows Mobileでは、タッチパネルを持つ機種でもスタイラスによる操作を前提にしていた。そのためアイコンやボタンは小さく、指ではスクロールバーを操作することさえ難しかった。

 Windows Mobile 6.5では、画面全体を指でドラッグしてスクロールできたり、各種のボタンやソフトウェアキーボードなどもタッチする領域が大きくなり、指で操作しやすくなった。ただし、これは全面的な改良というわけはなく、旧来と同じユーザーインターフェース(UI)も残っているし、既存のアプリケーションが自動的にタッチ対応になるわけでもない。OSカーネルは従来どおり「Windows CE 5.0」ベースであり、バージョン番号は「6.5」となっている。

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