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椅子を見直せば仕事の効率も上がる!?

ビジネスをどっしり支える オカムラ「いすの博物館」

2009年02月20日 08時00分更新

文● 行正和義

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体圧分布で姿勢の悪さを視覚的に体験!

 「いすの科学」のコーナーでは現代の人間工学設計に重点を置き、いかに座りやすくて疲れにくく、長時間作業しやすいように設計されているかを各種展示で紹介している。椅子の角度や高さを変えつつ、着座姿勢による体圧分布をリアルタイムに見ることができる体験コーナー「エルゴノミック・シーティング・シミュレータ」は特にユニークな設備だ。

いすの科学

「いすの科学」コーナーにある椅子の姿勢と座り心地を体験するスペース。座面と背もたれの角度で変わる“着座しての作業姿勢”を、大きく6つのプロトタイプに分けて図説するとともに体感できるコーナーだ


背伸びできればいいのか?
リクライニングのありかたを製品で紹介

リクライニング

支点や機構の違うリクライニングシート。写真右は“ニーチルトリクライニング”。左は“アンクルチルトリクライニング”のもの

 リクライニングは単に背もたれが後ろに倒れるだけではなく、膝あたりを中心に座面ごと後ろに倒れることで、より自然にリラックスできる姿勢になる。写真右は座った場合の膝(座面先端)が動きの支点になる“ニーチルトリクライニング”。左はくるぶしが支点で動く“アンクルチルトリクライニング”。背もたれとシンクロして座面がスライドする機構になっている。同社の最新モデルではアンクルチルトリクライニングのタイプが多いという。

 座面や背もたれの角度を電動で動かし、かつ座面・背もたれにかかった圧力をリアルタイムに見ることができる「エルゴノミック・シーティング・シミュレータ」を体験してみた。目の前のモニターに着座姿勢と体圧分布が表示される(撮影のため姿勢が悪くなっているが)。座面に体圧が集中しているのを見ると、長時間作業で尻が痛くなる感じがよく分かる。

エルゴノミック・シーティング・シミュレータ

「エルゴノミック・シーティング・シミュレータ」

座り方

人間工学的な椅子を設計するのはもちろんだが、その椅子にどのように座るのかも重要。どのように座れば疲れにくく作業効率の高くなるのかも分かる


PC作業に集中できる高級デスク&チェア!

Cruise&Atlas

「Cruise&Atlas」は最小構成でも約35万円という製品で今までに導入したのはIT関連企業が多いそうだが、個人ユーザーも少なからずいるそうだ

 人間工学設計モデルとしては同社の最高峰にあたる「Cruise&Atlas」(クルーズ&アトラス)。通常のオフィスチェアよりも低い座面、深くリクライニングした椅子(アトラス)と、高さの低いデスク(クルーズ)のセット。独特のパーティション(ラウンドユニット)により、知的生産のための空間を提供するのがコンセプト。2006年に発表された際には、オフィスチェアとして独特なデザインゆえに注目を集めたが、実際に座ってみると確かに集中したPC作業に向いている。


 (次ページ、「スペックじゃ分からない。座り心地を生で体験するには?」に続く)

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