パケ・ホーダイかデータ定額か
3つ目は、4月に実施されるFOMAパケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」の料金改定だ(関連記事)。携帯電話をパソコンに接続してのパケット通信にも上限金額が設定される。これで躊躇することなくFOMAでデータ通信ができる。
ただし、上限金額が1万3650円とかなり高額。7万パケット(約8MB)までは5985円だが、大きい画像を2、3個メールで送信すると突破しそう。上限の43万パケット(約52MB)までは1パケットあたり0.021円の従量課金となるが、ちょっと油断するとすぐに上限に達しそうだ。
一方で、データ通信専用の「定額データプラン」を活用すると2年縛り(定額データ割)で上限金額は6720円となる。別途プロバイダー料金が必要とはいえ、約半額だ。
ここは悩ましかったが、筆者の場合はデータ通信を一切しない月もある。年間トータルでみるとそれほど料金が変わらない気がするので、パケ・ホーダイ ダブルを待つことにした。
type PにGPSは必要ですか?
ワイヤレスWAN搭載モデルにはGPSが内蔵されているのも特徴だ。地図コミュニケーションサイト「PetaMap」などで現在位置を確認できる。
だが、携帯電話にGPSが内蔵されているのがあたりまえの昨今、さっと取り出せるとはいえ起動に時間のかかるtype Pで現在地を確認するかと問われると、個人的にはあまり活用しないと思う。
このように、ちゃんとした理由に基づき、ワイヤレスWAN非対応モデルをチョイスしたつもり。だが、思いのままを綴っているうちに、実は深層心理の奥底で自分は単にひがんでいるだけなんじゃないかという気持ちにもなってきた。
もしかして後悔し始めている? 実際に触ってみなければ自分の判断が正しいのかどうかわからない。ということで、ワイヤレスWANモデルを触って後日レポートしたいと思う。果たして筆者はホゾを噛むことになるのだろうか?