こだわりオートをほぼ全機種に展開
新ラインアップでは、合計8機種が追加されているが、そのうちもっとも低価格な「PowerShot A480」を除く7モデルは、DIGIC 4を搭載。さらに、シーン認識機能(シーンキャッチテクノロジー)を追加している。
シーンキャッチテクノロジーは、人物の顔の有無、被写体との距離、明るさ(逆光・順光の検出)色調、被写体の動きなどを総合的に判断し、どのようなシーンかを自動判別するアルゴリズム。新たに追加された「こだわりオート」モードでの撮影では、これを利用して、18種類のシーンモードから最適なものを自動選択する。
さらに、コンティニュアスAFによってピント合わせ時間を短縮。マクロ/通常切替なしの撮影、ISO感度の自動変更(最大ISO 800までに向上、高感度オートと統合)などが可能。暗部補正など従来からある機能を統合したほか、夕焼けはオレンジ色、青空は青の彩度を上げるなど印象に近い画作りも行う。
発表機種の予想実売価格と発売時期は下記のとおり。主要機種に関しては追ってレビューで詳しく紹介する予定だ。
PowerShotシリーズ
- PowerShot SX200 IS
- 薄さ37.6mmのコンパクト12倍ズーム機(28~336mm)。12.1メガCCDや720p動画撮影にも対応。
- 4月予定、4万5000円前後
- PowerShot D10
- PowerShotシリーズ初の防水・耐寒・耐衝撃モデル。付属する3種類のストラップによって、肩掛け、首下げ、腰下げの3種類の装着方法も楽しめる。コンセプト重視機
- 5月予定、5万円前後
- PowerShot A1100 IS
- DIGIC 4搭載の12.1メガCCD機。単3電池駆動にも対応
- 2月下旬、2万2000円前後
- PowerShot A480
- キャンパスカメラをコンセプトにした低価格機
- 2月下旬、1万5000円前後
IXY DIGITALシリーズ
- IXY DIGITAL 830 IS
- 光学式手ぶれ補正内蔵5倍ズーム機
- 4月予定、4万円前後
- IXY DIGITAL 510 IS
- 広角28mmからの4倍ズーム搭載、IXY主力機種
- 2月下旬、4万円前後
- IXY DIGITAL 210 IS
- IXY史上最薄の18.4mmを実現。
- 2月下旬、3万3000円前後
- IXY DIGITAL 110 IS
- 最も手軽に買えるIXY。オレンジなど印象の異なる配色も
- 2月下旬、1万5000円前後
PowerShot SX1 ISもファームアップ
なお、既存モデルのPowerShot SX1 ISのファームアップが3月下旬に実施され、RAWモード記録が可能になるというアナウンスも同時に出た。Digital Photo Professionalで現像が可能で、ソフトウェアダウンロードサービスで提供する。