3月6日の発売が待てない
今や一眼レフも5万円も出せば買えてしまう昨今。コンパクトデジタルカメラに4万円を出すのは結構考えてしまうなぁ……などと思う読者もいるかもしれない。
業界団体のCIPAによると2008年のコンパクトデジタルカメラの平均単価はついに2万5000円を切ったそうで、「女子高生もケータイが高いから、デジカメ買う」といった感じで、低価格機に人気が集まっているようだ。確かに店頭に足を運んでみると、デジカメは安い。オリンパスやカシオの機種が2万円そこそこ、下手すると2万円を切る価格で売られている。しかも、画素数が高くて、質感もかなりよかったりするから驚きだ。
そんな中、パナソニックのLUMIXは比較的値崩れせず、機能の差別化がきちんとなされた製品が提供されている印象がある。適度にマニアックで、キャラの立ったコンセプトの一方で、実際に手にしてみると初心者でも使いやすく、画質もかなりいい、というそんなウェルバランスな製品がラインアップされている。
今回紹介する「LUMIX DMC-TZ7」も、そんな高付加価値タイプのコンパクトデジカメのひとつ。旅カメラを標榜し、きみまろズームのキャッチフレーズでおなじみのLUMIX TZシリーズだが、今回はウリの高倍率ズームに磨きがかかり、かつ本体もコンパクト化。さらに、AVCHD Liteの高画質なハイビジョン動画撮影機能まで搭載し、これ1台で何でも撮れる上に、ビデオカメラまでいらないじゃんと思わせる、かなりすご腕なカメラに仕上がっているわけである。