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映像制作の核になる「Adobe Premiere Pro CS4」

2009年02月16日 19時00分更新

文● 斎賀和彦

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進化したオーサリング機能でDVDを丸ごとウェブに公開

 Premiereに付属するオーサリングソフト「Adobe Encore」も「CS4」にバージョンアップしている。「Adobe CS」シリーズのソフト間でデータを連携する歳にレンダリングをせずにやり取りする「Adobe Dynamic Link」機能に対応し、PremiereからDVDやBlue-rayディスクを作成する手間が大幅に減少する。

また、余計なレンダリングが不要になることで画質劣化も抑えられ、最終的な作品のクオリティー向上にもつながるだろう。このほか、Encore CS4は8.54GBの2層式DVDと50GBの2層式Blue-rayディスクの作成もサポートしている。

Adobe Encore CS 4はDVD/Blu-rayディスクのオーサリングに対応。複雑なリンク構造を視覚的に確認しながら設計できる。メニューの構成ファイルはPSD形式なので「Adobe Photoshop」との連携は容易だ

 Encoreは、DVD/Blue-rayディスク向けに作成したメニュー構造を反映させたFlashビデオ(SWF形式)の書き出しも可能だ。これまでビデオ制作者が手を出しづらかったウェブ分野に、DVD/Blue-rayオーサリングと同じ感覚で乗り出せる。Premiereは強力なウェブ向けビデオオーサリングツールとして機能するだろう。

DVDビデオなどのディスクオーサリングだけでなく、Flashビデオの書き出しも可能だ。ウェブ制作の知識がない映像作家が、DVDビデオと同じメニューを持つコンテンツを簡単にウェブに公開できる

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