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「i モードで遊ぼう!サイトアワード2009」最優秀賞発表

iモード10周年、いま体験すべきコンテンツは?

2009年02月13日 20時35分更新

文● 西川仁朗/トレンド編集部

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新しいコンテンツのプラットフォームを創り上げてきたi モードもいよいよ10歳になる

 いまや誰もがケータイでインターネットを当たり前のように楽しむ。そんなケータイライフを提案したNTTドコモの「i モード」が今年誕生10周年を迎える。先日も、i モードのみアクセス可能の10周年記念サイト「i-mode 10th Anniversary」(http://i-10th.com/)が公開された。

 もともと通話機能しかなかった携帯電話にi モードが搭載されたことで、手のひらの上でウェブにいつでもアクセスできるようになり、そこからゲームやメールはもちろん、乗り換え案内など生活に欠かせないコンテンツが登場した。当初細かった回線も最近では7.2Mbps対応の端末も増え、プラットフォームとして成熟度が増してきている。スピードは十分な回線速度を確保した、いま求められているのは、ユーザーをより楽しませる優れたコンテンツである。

 既存ユーザーの利用率を高めたい各キャリアが狙うのは、データARPUの向上。2年縛りなどでユーザーが端末を購入しにくい風潮が生まれており、だからこそハードではなくソフトの価値が高まりを見せている。今年はウィジェットも含めて、ユーザーに支持されるおもしろいコンテンツをどれだけ作れるかが、キャリアの成長に大きな影響を及ぼす年となりそうだ。

 そんな中、i モードオフィシャルガイドブック「i モードで遊ぼう!」(アスキー・メディアワークス)は、i モード誕生10 周年を記念して、豪華審査員を迎えた「サイトアワード2009」を開催した。このアワードでは2008年度最も注目すべきi モードコンテンツを「読者投票部門」「グッド・デザイン賞」「イノベータ賞」などの各部門ごとに決定し、最優秀作品を決めた。

審査委員部門最優秀賞

「恋人は同居人」(ボルテージ)

読者投票部門(総投票数:1万4420 票)

第1位 「テトリス Get プチアプリ」(ジー・モード)1513票

第2位 「★ぷよぷよ!セガ」(セガ)1386票

第3位 「スクエニモバイル」(スクウェア・エニックス)1134票

今年のケータイコンテンツに期待を寄せる夏野剛氏

 今回のアワードの審査員には「iモードの生みの親」として知られる夏野剛氏(元NTT ドコモ執行役員)を始め、ケータイ系ジャーナリストの石川温氏、NTT ドコモ コンシューマサービス部コンテンツ担当部長の原田由佳氏、さらには、コラムニストの辛酸なめ子氏やタレントの杏野はるなさんなど7名が担当した。

 最優秀賞に輝いたのは本格派恋愛ゲーム「恋人は同居人」(株式会社ボルテージ)。審査評によると、「2008年は、女性向け恋愛ゲーム市場が急成長した年。『恋人は同居人』は、ゲームのクオリティはもちろん、女性ユーザーに喜んでもらえる人気サイトとなった」ことが評価された。

見事最優秀賞を受賞したボルテージの皆さん。ゲームはリメイク作品が多いが、「携帯オリジナル」に対するこだわり見せた点が評価された

 審査員の夏野氏は「携帯市場全体の動きはあまりよくない中、コンテンツの市場は非常に伸びている。これからはキャリアに元気がなくても、コンテンツは元気がある!という所を見せていかなければならない。今回最優秀賞に選ばれた『恋人は同居人』は、2009年はもっとコンテンツが伸びるであろうと期待させてくれるサイトだった」とコメントしている。

「iモードで遊ぼう!」Vol.45(2/13発行)。本アワードについての詳細な情報はこちら

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