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大幅値下げ! アニメ作成ソフト「RETAS STUDIO」

2009年02月12日 19時00分更新

文● 小和田良博

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効率のよさが際立つデジタル作画ツール

 昨今は紙に描くのではなく、作画工程からパソコンによるデジタル化に取り組むのがトレンドだ。デジタル作画ソフト「Stylos」の大きな特徴は、ベクターベースの作業なのでいつでも自由に解像度が変更できること。また、線をつまんで位置や太さを変更したり、「消しゴム」ツールで触れた部分や交点まで、あるいは一筆で描いた線の全体を瞬間的に削除するといったデジタルならではの利便性も得られる。

 例えば、絵を描いたものの、どことなくイメージと違うという経験は誰しもあるだろう。紙では消しては描いてと手間をかけて、結局最初から書き直さなければならないことも多い。効率のよさを追求するのであれば、断然「Stylos」の使用を勧める。

 ちなみに「Stylos」で作画する場合は、ワコム製の液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズを導入したい。直感的に操作できるうえ、デュアルモニター化されるため作業効率が上がる。

「線つまみ」ツールで線をドラッグして移動すると、線の軌道を修正できる。つまむパラメーターを極端に設定すれば、キャラクターの表情も変えられる

「線幅修正」ツールで、任意の線の幅を変更できる。選択範囲内を一定幅にしたり、タブレットの筆圧感知をオンにすればペンの筆圧で微調整も可能だ

「消しゴム」ツールは3つのモードを搭載。左から、触れた部分だけを削除する「部分削除」、線の交点までを削除する「交点削除」、一筆で描いた線をすべて削除する「全体削除」だ。パレットのアイコンでモードを選択する


【Conclusion】
○ 認証用のドングルが廃止され、破損や紛失の心配がなくなった。新設のユーザーサポートにより、細かなサポートを得られる。
× マニュアルがPDFなので、狭い画面がさらに窮屈になる。アップデート時にインストールDVDを挿入しなくてはならない。



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