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PS3互換のお手頃A4レーザー magicolor 1650EN

2009年02月10日 17時00分更新

文● 柴田文彦

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  • 本文印刷

格安カラーレーザーの印刷速度と仕上がりを検証

 肝心の印刷品質は、文字は精細で形状も正確だが、トナーの飛び散りが比較的目立つ。カラー写真は均一で安定した色再現を実現。色再現範囲はやや狭く、あっさりした印象だがこのクラスではまずまずだろう。

モノクロ印刷

ややトナーの飛び散りが目立つが、粒子が微細で均一な「デジタルトナーHD」の効果が、正確な文字の輪郭形状に表れている

カラー印刷

普通紙への印刷品質は、シャープネスは高いが、上位機種に比べると階調表現は少しのっぺりしている。カラーレーザーとしては標準的だろう。にごりのないすっきりした印象だ

 カラー画像を含む30ページのPDF文書の印刷は約6分12秒。タンデム式のレーザープリンターは1分台なので、どうしても遅く感じる。加えて搭載メモリーが256MBと少ないため、デザインやプリプレス用途メインで使うと処理の遅さが気になる。

 とはいえ、この大きさとこの価格でPostScript 3互換機が手に入るのは大きな魅力だ。普段はウェブページやPDF文書などの出力に利用し、デザイン用途にも使いたいというユーザーに最適だ。


【Conclusion】
○ 事務用途はもちろん、PostScript 3互換機能や各社/各国のインクシミュレーション機能を備え、A4機とはいえプリプレスにも使える。
× 省スペース設計だが、A4用紙をセットすると本体からはみ出る。4色のカートリッジを順次切り替えて印刷するため、カラー印刷が遅い。


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