今月4日から今週末15日まで、国立新美術館において「第12回 文化庁メディア芸術祭作品展」が開催されている。
同イベントは日本ならではの「メディア芸術」を紹介するフェスティバル。アートだけではなく、マンガやアニメ、映像やゲームといった多ジャンルの作品が出品されている。テクノロジーやメディアの進化にともなって変化してきた「メディア芸術」が、世界44ヵ国・地域の2146作品から約170作品が一堂に会する一大イベントだ。
今回はアート好きの筆者だけでなく、メディア芸術に詳しい専門家4名に「見逃したらもったいない、今年の各部門ベストチョイスはこれ!」という作品を選んでもらった。お越しいただいたのは、イラストレーターのいしいゆきさん、CG/CADデザインを手がけるケイズデザインラボの原雄司さん、異色の若手アーティスト・飯田淑乃さん、そしてテクノロジー系ジャーナリスト・林信行さんの4名だ。
■レビュアー紹介
いしいゆき
イラストレーター。悪質商法防止共同キャンペーンのキャラクターとして一役買っている「カモかも」の生みの親。
原雄司
企業の製品デザインや事業支援など、3次元CAD/CG/CAMを専門に幅広く手がけるケイズデザインラボの代表取締役。ムエタイをはじめとした格闘技のプロファイターとして活躍した経歴を持つ。
飯田淑乃
グラフィックデザイナー・佐藤卓さんによる「チョコ納豆」が人気の「水戸芸術館おみやげプロジェクト」第2弾を担当。自分の考案したキャラクターになりきってブログを書くなど異色の活動が話題を呼んでいる。
林信行
「iPhoneといえば林信行」と言われるテクノロジーライター。ASCII.jpでも「林信行が語る「2008年、知っておくべき10のトレンド」などを執筆している。