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買う前に読むスマートフォン基礎知識(前編)

2009年02月10日 23時12分更新

文● 乙野隆彦

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WebブラウザはInternet Explorer Mobile

Webブラウザ

Webブラウザでは、PC用のサイトを表示できる。画面に合わせてケータイ電話のようにレイアウトを調節した状態で見ることも可能だ

 Webブラウザには、Windows Mobileに標準で付属する、Internet Explorerの携帯端末版の「Internet Explorer Mobile」の他、機種により「Opera」の携帯端末版「Opera Mobile」などが搭載されている。このため、PC用のサイトは、特に意識することなくアクセスが可能だ。

 その方法は、アドレスバーにURLを入力したりブックマークを呼び出したり、とPCと同じ。Javaやフラッシュ、動画などのリッチコンテンツの場合、表示に制限があることもあるが、移動中にニュースやブログなどをチェックする、検索サイトでちょっとした調べ物をする、といった使い方なら、PCで利用しているサイトを外でも気軽に見ることができる。急ぎの場合に乗り換えや地図を確認したり、訪問先の会社情報をチェックするなど、仕事で役に立つシーンは多い。

 もちろんブログ更新、mixiのようなSNSサイトの日記更新、メッセージのやりとりなども可能だ。Webメールも利用できるので、Gmailなどをチェックして返信する、といったこともできる。

ハイスピード通信、無線LAN、Bluetoothと通信環境は豊富

 ケータイらしさとPCらしさを両方備えたスマートフォンならではの特徴が、豊富な通信環境だ。Webブラウザやメールを利用する場合、まず、移動中ならケータイの電波を利用してデータの送受信が可能だ。

 NTT ドコモ、ソフトバンク、イー・モバイルのスマートフォンは、いずれもHSDPAのハイスピード通信に対応しており、下り最大3.6~7.2Mbpsでの通信が可能となっている。上り通信速度に関しては、現行の機種では384kbpsが一般的だ(2009年2月現在)。

 といっても、アップロードの高速通信規格HSUPAについては、NTTドコモが携帯電話プラットフォームでの開発を進めており、イー・モバイルではUSBデータ通信端末で登場している。今後、スマートフォンにも応用されていく可能性は十分あるので、今はまだ購入に踏み切れない、という人は動向に気を配っておけば、買い時の参考になるだろう。さらに高速通信が可能となるDual Cell HSDPAに関しても、イー・モバイルなどが関心を示しているし、都市部などでの高速通信を実現すると期待されるWiMAXに関してもサービス開始が間近い。これらのニュースにも要注目だ。

 一方、ウィルコムのスマートフォンは、PHS通信を利用する。現在は、4x/2xパケット方式が最速となっているが、本年よりWILLCOM COREという高速PHS通信規格が本格的に導入されようとしている。こうした通信環境の整備により、低コストで高速通信が可能なスマートフォンの登場にも期待が持てる。

 スマートフォンでは、無線LANによる接続も可能。国内では公衆無線LANサービスを利用すれば、容量の大きなファイルをFTPサーバーからダウンロードするような場合に時間を短縮できる。海外の出張に持って行っても、空港やホテルなどに無線LAN環境があれば、Webブラウザやメールの利用が可能だ。

 このように、目的に合わせてケータイ電波と無線LANの利用をチョイスできるのがスマートフォンの強みだ。無線LANならアップロードも速いので、会社のサーバーからダウンロードした日報や報告書を更新してアップロードしなおす、といった作業もストレスなくできる。スマートフォンを活用すると、こういう文書の編集のために帰社する必要がなくなるので、直帰できる機会を増やすのに役立つはずだ。

 さらに、Bluetoothが搭載されている機種の場合、利用できる周辺機器の選択肢が広くなる。ワイヤレスのヘッドセットやキーボード、GPSキットなどが利用できるので、単体で利用する以上の活用が可能だ。

(次ページへ続く)

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