会社引っ越し ブレードで仮想化大作戦 第5回

～ ブレード＆仮想化のホンネ ～ 今度はストレージが欲しくなっちゃった！

ブレード＆仮想化2 設定編「各モジュールに電流が」

IBM Storage Configuration Managerが主治医

使わなかったHDDをホットスペアとして登録する

　そうそう、ホットスペア用にとっておいたHDDの設定を忘れてはならない。画面左側にあるメニューツリーから、先と同じBC-S SAS RAID Module、Configuration、Storageを選択し、更に左ペインでDisk Drivesタブを選択すると、ストレージモジュール中の各HDDの状況がリストされた画面が表示される。ここで、Stateの列がUnConfiguredとなっているのが、RAID構成から外れたHDD、つまりホットスペアに指定すべきHDDだ。

　該当HDDの行のチェックボックスをチェックし、Assign as Global Hot Spareボタンを押すと、UnConfiurationとなっていたことろが、Globalとなる。これでホットスペアの設定も完了だ。

　IBM BladeCenter S SAS RAIDコントローラー・モジュールの設定が終わった達成感の余韻にひたりながら、IBM Storage Configuration Managerの中をうろついていると、設定を保存する画面を発見。念のため、今回の設定を保存しておく。

　また、この他にも、見栄えのする画面が無いかと筆者根性丸出しで画面を漁っていると、「Physical View」という画面を発見した。これはSAS RAIDコントロール・モジュールに関連する各種ハードウェアの状態を表示すると共に、そのハードウェアがシャーシ上のどこに存在するかを示すもののようだ。もちろん、管理モジュールでもこれらのハードウェアの状態の確認などは可能だが、SAS RAID関連については、IBM Storage Configuration Manager内で完結して管理できるということか。

SAS RAIDコントロール・モジュールの管理、状態確認などは管理モジュールではなく、IBM Storage Configuration Managerで行なう

　さて、次回はいよいよブレードサーバーにVMwareやHyper-Vをインストールし、SAS RAIDコントロール・モジュールの共有ボリュームを利用し、そのインプレッションをお伝えしたいと思う。うまく大団円を迎えることができるか、乞うご期待。