コンビニのキオスク端末もAIRで作れる!?
もう1つ、インパクトがあったAIRの使い方を紹介しよう。講演には登場しなかったが、Adobe MAX Japan会場内のブースに出展していたティーケーラボのキオスク端末「PLUSLU for KIOSK」だ。
一見、コンビニにあるようなごく普通の端末に見えるが、実は動作しているのはAIRアプリケーション。PFU製の端末にAIRのラインタイムを載せ、その上でオリジナルのAIRアプリを動かしている。タッチパネルのUIはFlashベース。中央にはFLV(Flash Video)を埋め込んで再生している。
キオスク端末のアプリをAIRで作るメリットは、Flashを使った表現力豊かなUIを手軽に作れる、動画の扱いが容易、アプリケーションのアップデートやコンテンツ配信がしやすい、といった点が挙げられるとのことだが、やはり開発(移植)のハードルを大きく引き下げる、という点も大きいのではないだろうか。ケータイと同様、ここでもまた、従来の組み込み系とは異なるスキルセットを持つWebの開発者や制作者が、新たにその開発に参加できるようになる可能性がある。「デスクトップ」だけではないAIRの新たな活用法として、こちらも楽しみだ。