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超絶スロー映像を楽しむドコモ「L-01A」

2009年02月05日 15時30分更新

文● 西川仁朗/トレンド編集部

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使いやすさと堅牢性も兼ね備えた一芸ケータイ

カラバリは左から「シャイニングホワイト」「プラチナピンク」「カーボンブラック」の3色

 L-01Aの最大の売りが高速動画機能にあるのは間違いない。しかし、いくら一芸に秀でていても他の機能がさっぱりではケータイとして使い物にならない。そこで、筆者は1ヵ月ほどこの端末を使ってみたのだが、トータル評価としても使いやすい端末だと感じた。理由は「UIのバランスのよさ」と「強度」にある。

 まず、この端末は基本的な操作はキータッチで操作するが、ワンセグや写真、ゲームなどのいくつかの機能は「Touch Media」機能と呼ばれるタッチパネルで操作できる。この通常のキー操作とタッチパネルのバランスがとてもいい。

「Touch Media」画面を表示させたところ。ここからはタッチパネルで操作する

 特にタッチパネルのできがよく、Windows Mobile端末のような独特のもっさり感がない。例えば、東京や大阪の鉄道マップが見られる「Line Map」機能を使ってみるとよく分かる。縮尺の違うマップをタッチパネルで拡大縮小できる。反応がもう少し速ければなお言うことはないが、強化ガラストップが採用された液晶が非常に見やすい。

「Line Map」の中で路線図が見られる都市が表示されている

東京を選択するとまずこれだけの範囲を表示。もっともこれでは文字が小さすぎて見られない。そこで画面をタッチして拡大させていく

拡大した画面がこれ。液晶の美しさもあって非常に見やすく分かりやすい

 また、各キャリアが販売方法に2年縛りや割賦制を導入していることで、ケータイの買い換えサイクルが長くなってきていることを反映して、耐久性を高めた端末づくりも評価できる。

 むき出しの液晶に傷が付きにくくなるように強化ガラスを採用したことはもちろん、カーボンブラックの背面にはカーボンファイバー製のリアカバーを付けたことで全体の強度が高まっている。これだけ1つの端末を長期間使う風潮が続けば、デザインを損なわずに強度を上げていく仕様は、他のメーカーにも広がっていく取組みになるのではないだろうか。

背面にはカーボンファイバーを採用し、耐久性を向上させたブラック

 総合的に見ても、海外メーカーの端末にありがちなメニュー操作の分かりにくさもなく、反応も早い。縦型スライドのデザインが好きで、かつ動画撮影でいろいろと遊んでみたいと思うユーザーにはイチオシの端末だ。

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