円筒ドーム形状のファン内蔵クーラー
ASUSTeK「Lion Square」
●対応ソケット:LGA775、AM2、940、939、754、F
●寸法/重量:126(W)×126(D)×144(H)mm/730g
●ファン回転数:2300rpm(±10%)
●ノイズ:18dB
●実売価格:6980円前後
●製品情報URL:http://www.unitycorp.co.jp/asus/cpufan/lion_square/index.html
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/135/135581/
放熱フィンを円筒状に重ね、トップはカバーに覆われたユニークな形状をしている製品。中をよく見ると風を3方向に分けるための仕切り板があり、熱風を分散させる仕組みになっている。ファンは内部にブルーLED付きの92mm角ファンを搭載し、最大回転速度は2300rpmとなる。
取り付けは特に問題なくスムーズにできた。重厚な外観の期待通り、テストの結果は高負荷時34℃と優秀な結果で、VRMやヒートシンクも約41℃まで下がっているなど、CPU冷却以外の部分も良好な数値を残した。ただし、ファンノイズはかなり大きめなので、回転数を絞らずに常用するのはあまり現実的ではなさそうだ。
CPU温度 (アイドル時) |
CPU温度 (ピーク時) |
VRM温度 (ピーク時) |
チップセット温度 (ピーク時) |
騒音 (アイドル時) |
騒音 (ピーク時) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
17℃ | 13℃ | 41.8℃ | 42.5℃ | 37.7dB | 54.3dB | |
純正より | -11℃ | -5℃ | -6.6℃ | -7.9℃ | ±0dB | +2.8dB |
巨大なサンドイッチ構造クーラー
ArcticCooling「Freezer Xtreme」
●対応ソケット:LGA775、AM2、940、939
●寸法/重量:100(W)×130(D)×131(H)mm/608g
●ファン回転数:800~1500rpm
●風量:35.7CFM
●実売価格:5480円前後
●製品情報URL:http://www.zaward.co.jp/cpu-freezerxtreme.html
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/182/182307/
4本のヒートパイプと102枚の放熱フィンで構成されるヒートシンク内部に、120mm角ファンが挟み込まれているユニークな製品。ファンは簡単に着脱が可能だが、汎用的な120mm角ファンと交換することはできない。
LGA775は固定用プレートを背面からネジ止め、AM2はクリップを取り付けてリテンションに固定というパターン。今回はPhenomⅡなのでAM2用キットを使うのだが、これがいかにも接触面を押しつけるパワーのなさそうなクリップとなっている。そのためかテストの結果は高負荷時はリテールよりも温度が高い物足りない数値になった。かといってこれ以上押しつけることもできないので手の打ちようがない。AM2用キットはもう少し圧力がかかるように改良すべきと感じた。VRMやチップセットはよく冷えているので惜しいと言える。
CPU温度 (アイドル時) |
CPU温度 (ピーク時) |
VRM温度 (ピーク時) |
チップセット温度 (ピーク時) |
騒音 (アイドル時) |
騒音 (ピーク時) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
20℃ | 50℃ | 40.7℃ | 40.8℃ | 46.1dB | 55.1dB | |
純正より | -8℃ | +3℃ | -7.7℃ | -9.6℃ | +8.4dB | +3.6dB |
(中編へ続く)
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