14時30分過ぎに中央通りにけたたましいサイレンの音が響き渡った。昨年発生した通り魔事件の現場にほど近い交差点のビル建設現場で、作業員が地下建設現場と屋上部分に取り残される火災が発生した。
たまたま近くにいた筆者が状況を確認した時点では、建設現場の地下2階部分から出火し、地下部分に21名の作業員が取り残されていた。ビル建築現場からはモクモクと黒煙が上っており、自作パーツ店の集まる外神田3丁目付近には、ビニールが焼ける際に出る異臭が漂っていた。
その後、続々と救急車や消防車、警察車両などが到着。中央通りの下り車線(秋葉原駅前より上野方向へ)と神田明神通りなどが車両通行止めになっていたほか、同建設現場の裏の細い路地も封鎖されていた。
火災発生から30分ほどたったころには、5台を超える救急車とDMATの車両が到着していた
ニッピンの前からは、モクモクと黒煙が上がっていた
まんだらけ秋葉原店の前の交差点からビルを見ると、ビル全体が煙に包まれていた
パーツショップが集まる通りから望むと、黒煙でビルの上部分はは認識できないほどに!
高層ビルの建設現場ということで、大型のはしご車も複数出動
火災発生直後は、火も見えなかったため通行人の間をぬってポンプが運び込まれていた
20名以上が火災現場に取り残されているということで、ストレッチャーも多数現場に。一部未確認情報として、地下の21人のうち11名が消防に救助、10名が自力で脱出したという話も
指揮車が指揮所の道具を下ろすころには、現場の対面側には多くの人が集まっていた
封鎖された建設現場裏側の路地。ソフマップパソコン総合館(旧ヤマギワソフト)で火災が発生した際にも、通行止めになったのを覚えている人も少なくないだろう
封鎖された神田明神通りには、神田消防署だけではなく、近隣の消防署から消防車が集結
集結した消防車両のなかには、地下火災ということで、消防救助機動部隊の大型ブロアー車もあった
発生から1時間ほどが過ぎたころには、中央通りを上野方向に進む車線も通行止めになっていた
上空には、消防のヘリのほか、報道各社のヘリも飛んでいた