使い勝手を左右する基本性能が進化!
新しいDIGAはスタートメニューの新採用をはじめ、基本性能の面でも進歩しているのが大きな魅力だ。
まず、チャンネル切り替えや操作のレスポンスが向上。数値で表せるほどの圧倒的な差ではないが、体感的にはずいぶんスムーズに反応してくれるように感じた。
たとえば、チャンネル切り替えの時間はほぼ3秒とわずかに早くなった程度だが、切り替えた瞬間に局名や放送中の番組タイトルが表示されるので、待たされているように感じにくくなっている。また、番組表の表示速度は明らかに高速化され、番組表のスクロールもスムーズだ。
このほか、リモコンの改善も大きなポイントだ。HDD/BD、DVD/SDの切り替えボタンが独立し、素早くメディアの選択ができるようになった。
さらに、再生や早送り/早戻しなどのボタンの配置も改善され、直感的に使えるようになっているのもありがたい。CMをスキップする「30秒送り」に加えて、うっかり見逃してしまった場面にすぐ戻れる「10秒戻し」ボタンも追加された。
他社のレコーダーではすでに採用している機能のため見劣りを感じる部分だったのだが、しっかり改善されたのはありがたいだろう。
編集・ダビング機能もよりスムーズに使える
「DIGA」のダブルチューナー搭載機は前モデルからダブルオートチャプターを採用し、同時録画した2つの番組とも本編とCM部分などのチャプター分割が自動でできるようになっている。
新モデルも機能的には同じだが、チャプターを削除する「チャプター一覧」の動作がスムーズになり、CMカットなどの作業がより簡単にできるようになった。
全体的に操作の反応はかなり向上しており、快速とまでは言わないが使っていてストレスを感じることはずいぶん少なくなった。編集機能自体は決して充実しているとは言えないが、CMカット程度の編集なら気軽にできる。
