3連休の初日ということもあり、参詣客も多数訪れる中で開催された“寒中禊”と“だいこく祭”
10日、昭和30年代から行われている冬の神田明神を代表する行事の一つである“寒中禊”が今年も開催された。この行事、現在では神事ということで“寒中禊”という名称になっているが、開催当初から平成15年の開催までは“寒中がまん会”の名称で実施されていたもの。毎年この行事に参加しているベテランの中には“寒中がまん会”と話す人の姿もあった。
今年は昨年よりも参加者は多く、男性25名に女性5名の合計30人が参加した。30人の中には、今年成人を迎えるという若人たち6人も参加しているとのこと。
“寒中禊”は、午前10時過ぎに社殿横の控えから駆け足で登場したふんどし姿の男性と白装束の女性たちによる、大祓詞奏上と拝礼から開始した。
こちらがこの日のメインイベントとなる“寒中禊”の会場。用意されたプールの真ん中には、例年通り氷柱が置かれて、冷たい水をさらに冷やしていた
開催間際の会場には、“寒中禊”を一目見ようと二重三重の人垣ができてきた
駆け足で控えより登場してきた参加者たち。ちなみにこの日の東京地方の最低気温は2.8度、最高気温ですら10.8度となっていた
大祓詞奏上を行う参加者たち。大祓詞とは、中臣氏が京の朱雀門で行った奏上が元なっているといわれおり、中臣祓詞とも呼ばれている祝詞の一つ
身を切るような寒さの中で、歯を食いしばって耐えていた新成人を迎える男性
昨年はいなかった外国人の参加者。終了後に出身国を聞こうと思ったのだが、早々に引き上げてしまい、出身国は不明
最後尾には、女性参加者の姿があった。昨年の7人に対して、今年は5名と少しさびしくなってしまった。来年は打ち水に参加したメイドさんの参加があるとよいのだが
大祓詞奏上と拝礼が終わり、社殿に一礼する参加者。このあと境内を駆け足で一周したら、この日のメインである“寒中禊”を行なう
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