中身も刷新してより高画質撮影が可能に
優れているのはデザインだけではない。HF S10はレンズ、センサー、映像補正エンジンを新開発のものに刷新し、さらなる高画質化を追求。CMOSセンサーは従来の1/3.2型331万画素から1/2.6型859万画素になり、解像感がアップした。
光学10倍ズームの新レンズは小型化と静音化を実現。また「ボール転動制御」と呼ばれる光学手ぶれ補正機能を搭載し、他の方式(二軸ガイドバー方式)と比較して応答性が速いという。
映像エンジンは第3世代となる「DIGIC DV III」を初めて投入。ダイナミックレンジが25%拡大し、白とびや黒つぶれを改善。例えば逆光下でも被写体の顔が暗くならないよう補正する。
センサーの撮影解像度は3264×1840ドット。これを利用し、フルHD解像度(1920×1080ドット)を保ちつつ、焦点距離(43.5~435mm)をデジタル処理で1.7倍(74~740mm)にする「デジタルテレコン」機能を搭載した。
本体サイズは幅70×奥行き136×高さ69mm、重量は約450g。
小型化したけどもっとズームイン!「HF20」
HF20の本体サイズは幅70×奥行き124×高さ62mmで、従来機(HF11)より幅が約3mm、高さが約4.5mm小型した。重量も従来機より40g軽い340gとなっているが、本体形状を変更して握った時のグリップ感をアップした。
さらに光学ズームは12倍から15倍になっている。CMOSセンサーは1/4型の389万画素(動画有効299万画素)。