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冬も50連発! これが定番iPhoneアプリだ(前編)
2009年02月20日 15時00分更新
文● 小浜雅胤&広田稔/トレンド編集部 協力●荻窪圭、小原裕太、倉田吉昭、早川厚志、松村太郎、宮本朱美、永水和久
情報管理
作者:Agile Web Solutions
価格:無料
ポケットに収まる小ささが嬉しいiPhoneだが、ウェブページを見るときに「もう少し画面が大きければなぁ」と思う人もいるはず。特に小さな画面でユーザー名/パスワードを入力するとなると、なかなか面倒だ。そこでログイン情報の入力を自動化してくれる「1Password」が役に立つ。
ソフトを起動したら「Add」タブの「Login」項目にて、サイトのURL/ログイン名/パスワードを次々設定していこう。あとはソフトの画面からウェブページを開くと、ログイン名/パスワードを自動で入力してくれる。同じく「Add」タブの「Note」項目はソフトのシリアルナンバーなど機密情報を保存するのに便利だ。Mac用のソフト(英語版で39.95ドル。30日間の試用が可能)を使えば、Macとデータを同期することもできる。
始めに「Unlock Code」(ソフトの起動時に毎回入力する4桁の数字)と「Master Password」を設定する
「Add」タブの「Login」でウェブサイトのログイン情報を「Note」で機密情報を管理する。「Password」ではパスワードの生成が可能だ
「Login」→「Regular Login」とたどって設定画面を開き、サイト名/URL/ユーザー名/パスワードを入力。矢印ボタン(画面左の囲み)を押せば、該当するサイトが開いて、ログイン情報を自動で入力してくれる。なお、mixiなどログインにメールアドレスを用いるサイトでは、「username」のフィールド名を「email」に書き換えればいい
MacとiPhoneを同じ無線LANアクセスポイントに接続。Mac版の「1Password」でツールバーにあるiPhoneアイコンをクリックして、「Enable……」と「Allow……」にチェックを入れよう。iPhone側の1Passwordの「Sync」タブを開くとMacが表示される。Macを選択し、iPhone側に表示された認証コードをMacで入力すれば同期が始まる
作者:The Omni Group
価格:2300円
「GTD」(Getting Things Done)という手法に基づいて作られたToDoソフト。ソフトを起動したら新規にデータベースを作成して、「Inbox」に思いつく限りの予定を作成/分類していく。仕事や学校での用事だけでなく、家庭の用事や買いものリストなども追加しよう。それぞれの予定に期限やフラグを設定しておけば、今、何を最優先でやるべきなのかをサッと確かめられる。
同名のMac版ソフトと同期する機能も用意する。開発元のサイトは英語だがMac版ソフトのインターフェースは日本語だ。価格は79.95ドルで14日間試用できる。
起動したら「新規データベースを作成」を選択
。Macのデータベースがある人は「同期設定」に進もう
先の画面で「期限」を設定しておけば、締め切り間近の予定を「期限間近」や「期限超過」の項目に表示してくれる
iPhoneのホーム画面では、OmniFocusアイコンの右上に登録した予定の数を表示してくれるぞ
作者:Coconut Trail
価格:450円
iPhoneは元々「メモ」アプリを用意しているが、残念なことに横画面での入力に対応していない。「横方向のほうがiPhoneを持ちやすいし、キーボードも大きめで入力しやすそうなのに……」という人なら、横画面に対応したメモソフト「RainbowNote」を試してみよう。
RainbowNoteで便利なのは、グーグルのOfficeサービス「Google Docs」とワンタッチでデータをやり取りできる点。例えば、iPhoneのRainbowNoteで企画の骨子を作成し、Google Docsに保存。会社のPCでGoogle Docsを開いて清書するといった使い方が可能だ。
iPhoneを横に持つと、ご覧の通り横方向での入力が可能に!
フォントサイズやノートの背景をカスタマイズできるのも特徴だ
設定でGoogleのログイン情報を入力しておけば、ワンタッチで文書をGoogle Docsに転送できる
メモ一覧の画面で右下にある歯車アイコンをタップすると、画像の「全体設定」が開く。ここで「バックアップ/リストアの設定」をタップすると……
Googleアカウントの設定画面が開く。バックアップ欄に数字を打ち込めば、RainbowNoteのメモをすべてGoogle Docsにバックアップできる
作者:Sophiacom
価格:無料
文章、画像、音声、手書き画像、ウェブサイトのURLといったさまざまなコンテンツを保存しておけるメモアプリ。画像+音声+RLといったように、いくつかを組み合わせてひとつのメモとしてまとめられるのが特徴だ。開発元のサイトから入手できるWindows/Mac用のバックアップアプリケーション「YouNote Desktop」も含めて、すべて無料で使えるというのは驚きだ。
テキスト+画像+音声+URLをひとつのメモにまとめたところ。音声は1分までしか録音できないので、ボイスメモとして使うといいだろう
手書きメモを取れるのがYouNoteの強み。iPhoneで電話を受けたときでも、ホーム画面に戻ってYouNoteを立ち上げて画像のように電話番号をメモできる
開発元のサイトからYouNote Desktopをダウンロード。iPhoneとパソコンを同じ無線LANアクセスポイントにつなぎ、パソコン側で「Start」ボタンを押して共有を開始しよう。あとはiPhoneでYouNoteホームの左下にある書き出しボタンを押してパスコードを打ち込めばバックアップできる
作者:pocketDEMO
価格:230円
iPhoneを測量ツールに早変わりさせるアプリ。ノギスやテープメジャー、万歩計、水平器など、全部で13種類のツールが含まれている。各ツールは画面の工具箱をタップすることで起動できる。ソフトを起動したり、ツールを切り替えるときには、工具箱を開く3Dアニメーションが挟まれて面白い。ツールの使い方は、開発元のサイトで確認できる(現時点では英語のみ。日本語は「Coming soon」とのこと)。
全13種類のアプリが工具箱に収められている。左が上段、右が下段で、上段から下段に切り替えるときは中央左のボタンを、その逆は中央右のボタンをそれぞれタップすればいい
ノギス。インテリアショップで家具を買う場合などに役立ってくれる。左下のくぼみを押すとツールを切り替えられる
こちらは水平器。「家具が傾いてないか調べたい」「デジカメを水平に撮影したい」といったケースで活躍してくれるはず
筆者のお気に入りは雷の距離を計測してくれるツールだ。「ピカッ」と雷が光ったら画面下の雷アイコンをタップ。雷が落ちるアニメーションが始まるので、実際に音が聞こえた時点で画面下の耳アイコンを押すと、右図のような距離を測ってくれる
※後編に続く