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日本でも使える!AndroidケータイのSIMフリー版を試す

2008年12月31日 09時00分更新

文● 中山 智

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iPhoneみたいにアプリを追加できる!


 Android端末のポイントは、ソフトを追加して機能強化が可能なところ。ソフトの追加は「Market」から行なう。システムとしてはiPhoneの「App Store」に似ている。

 追加方法は簡単で、Market内で追加したいソフトを見つけたら、「Install」をタッチするだけ。あとは自動でダウンロードが行なわれ、アイコンも追加される。

 すでにビジネスからゲームまで、多くのフリーのソフトがMarketに登録されており今後が期待できる機能といえそうだ。

“Market”ではソフトの人気度合いを星印でチェックできる

「Market」ではソフトの人気度合いを星印でチェックできる

“Install”をタッチすれば自動で追加されるので手軽

「Install」をタッチすれば自動で追加されるので手軽



日本語入力に難あり


 スマートフォンとしてはかなり軽快に動作し、使い勝手も良いAndroid Dev Phone 1だが、唯一の欠点が日本語入力。iPhoneがマルチ言語対応で設定の変更だけで各国語が入力できるのに対し、Android Dev Phone 1は英語だけ。デフォルトでは日本語の入力ができない。

 ただし、すでにMarketに日本語入力ソフトがアップされている。ただしあくまで日本語入力ソフトのため、日本語入力ソフト上で打ち込んだテキストをコピーして、メールやウェブブラウザーの検索窓などにペーストするという、ちょっと煩わしい方法にはなるが、一応は日本語入力が可能となる。

日本語入力ソフトのひとつ“Simeji”。ローマ字で入力していくと、変換候補が右に表示されていく

日本語入力ソフトのひとつ「Simeji」。ローマ字で入力していくと、変換候補が右に表示されていく

“JSandBox”はスライドを閉じた状態でも、タッチパネルで入力可能。入力はiPhoneのようにフリックで選択する

「JSandBox」はスライドを閉じた状態でも、タッチパネルで入力可能。入力はiPhoneのようにフリックで選択



今のところ実用性はいま一歩だが……


 Android Dev Phone 1は、日本語入力環境が整っておらず、海外端末をパケット定額で運用する正式な方法もない。そのため、国内キャリアから販売されているスマートフォンと比べると使い勝手の面でおよばず、日本で常用スマートフォンとして使用するのはいま一歩というところ。

 ただし、今後は国内でもAndroidを採用した端末が発売されるのは確実。「ほかのユーザーよりも一歩先を体験しておきたい!」という人なら、円高で価格もお手頃なので狙ってみてはどうだろうか?

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