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使おう「Excel2007」 冬期集中講座 第5回

桁数を上手く扱えれば、「Excel 2007」でさらに仕事がはかどる!

2009年01月02日 05時00分更新

文● アスキードットPC編集部

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桁を指定して切り上げたい
――キーワード:ROUNDUP(数学/三角関数)

 桁を指定して切り上げを行うには、ROUNDUP関数を使う。引数は、ROUND関数と同じで、切り上げる「数値」と切り上げを行う位を指定する「桁数」を「=ROUNDUP(数値,桁数)」のように指定する。

 「桁数」の指定方法もROUND関数と同じだ。この例では、百の位を切り上げている。


桁を指定して切り捨てる
――キーワード:ROUNDDOWN(数学/三角関数)

 切り上げを行うROUNDUP関数に対し、切り捨てはROUNDDOWN関数を使う。引数の指定方法は、ROUNDUP関数、ROUND関数と同様だ。


五捨六入したい
――キーワード:ROUND(数学/三角関数)

 業務によって、五捨六入の端数処理が必要なことがある。五捨六入は、5以下を切り捨てて6以上を切り上げる処理だ。しかし、五捨六入を行う関数は用意されていない。そこで、ROUND関数(四捨五入)を応用する。

 五捨六入する場合、対象となる数値の五捨六入したい位から1少なくした数値を四捨五入する。

まずは普通に四捨五入

五捨六入と比較するため、C4~C7セルには、B列の数値を小数第1位で四捨五入する「=ROUND(数値,0)」を入力してある

五捨六入を行なった

D4~D7セルに、B列の数値を小数第1位で五捨六入する式、「=ROUND(数値-0.1,0)」を入力

 たとえば、「1.5」の小数第1位を五捨六入して「1.0」にする場合、まず「1.5」から小数第1位を1少なくするため「0.1」を引き「1.4」にする。これをROUND関数で小数第1位を四捨五入すると「1.0」になり、五捨六入したことになる。十の位を五捨六入するなら、数値から「-10」した値を十の位で四捨五入すればいい。

 ちなみに、六捨七入の場合は、六捨七入したい位から2少なくした値を四捨五入する。


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本記事は「【超保存】アスキー・ドットPC特選 エクセル関数1000技+α」を購入する」から一部抜粋し、編集・再構成したものです。




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