桁を指定して切り上げたい
――キーワード:ROUNDUP(数学/三角関数)
桁を指定して切り上げを行うには、ROUNDUP関数を使う。引数は、ROUND関数と同じで、切り上げる「数値」と切り上げを行う位を指定する「桁数」を「=ROUNDUP(数値,桁数)」のように指定する。
「桁数」の指定方法もROUND関数と同じだ。この例では、百の位を切り上げている。
桁を指定して切り捨てる
――キーワード:ROUNDDOWN(数学/三角関数)
切り上げを行うROUNDUP関数に対し、切り捨てはROUNDDOWN関数を使う。引数の指定方法は、ROUNDUP関数、ROUND関数と同様だ。
五捨六入したい
――キーワード:ROUND(数学/三角関数)
業務によって、五捨六入の端数処理が必要なことがある。五捨六入は、5以下を切り捨てて6以上を切り上げる処理だ。しかし、五捨六入を行う関数は用意されていない。そこで、ROUND関数(四捨五入)を応用する。
五捨六入する場合、対象となる数値の五捨六入したい位から1少なくした数値を四捨五入する。
たとえば、「1.5」の小数第1位を五捨六入して「1.0」にする場合、まず「1.5」から小数第1位を1少なくするため「0.1」を引き「1.4」にする。これをROUND関数で小数第1位を四捨五入すると「1.0」になり、五捨六入したことになる。十の位を五捨六入するなら、数値から「-10」した値を十の位で四捨五入すればいい。
ちなみに、六捨七入の場合は、六捨七入したい位から2少なくした値を四捨五入する。
本記事は「【超保存】アスキー・ドットPC特選 エクセル関数1000技+α」を購入する」から一部抜粋し、編集・再構成したものです。
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