どんだけ高機能でも、値段相応じゃないとソンした気分なのです
いくら性能が高かったり、高機能でも、実売価格が高すぎては、コストパフォーマンスが優れているとはいえない。そこで今回取り上げた4機種の実売価格(2008年12月中旬時点)を比較してみることにした。
ThinkPad X200は仕様が異なる多くのモデルが用意されているが、今回試用した745426Jの実売価格は、15万円前後と比較的安い。VAIO type Zは、店頭モデルは1モデルのみで、他に仕様をカスタマイズできる直販モデル「VAIOオーナーメードモデル」が用意されている。今回試用した店頭モデルVGN-Z70Bの実売価格は24万円前後だ。
dynabook SS RX2シリーズも仕様の違いによって数モデルが用意されているが、ここで取り上げたdynabook SS RX2/T9Gは、SSD搭載モデルなのでHDD搭載モデルに比べて値段は高く、実売価格は40万円前後。Let'snote F8の実売価格は25万円前後だ。
スペックを考えるとVAIO type Zのコストパフォーマンスが高いといえるが、ThinkPad X200の圧倒的な安さも魅力だ。
A4モバイル王者決定戦、優勝トロフィー(ないけど)は誰の手に?
というわけで、本当に様々な角度から4機種をガチ対決させてきたが、いよいよ、このマニアックな対決を勝ち抜いた総合優勝者の「王者」を決定するときが来た。(ドラムロールが鳴り響く。4機種にスポットライトが当たる。担当編集がそわそわする)
「Centrino 2プレミアムモバイル王者決定戦2008」優勝者は、パフォーマンスと携帯性、バッテリー駆動時間の全てを高いレベルで両立させたVAIO type Zに決定!!
VAIO type Zは、機能的にも充実しており、実売価格も24万円前後と、スペックを考えるとかなりコストパフォーマンスが優秀ということもあり、幅広い層にオススメできるのが優勝の理由となった。
携帯性重視なら、軽くてスリムなdynabook SS RX2/T9Gも捨てがたいが、SSD搭載モデルなので、価格が高いことが難点だった。今後SSD価格が低下すれば、王者の座を脅かすことは間違いない。
この連載の記事
-
第2回
PC
本気で使えるモバイルノートはこれだ――ゲーム・AV編 -
第1回
PC
本気で使えるモバイルノートはこれだ――持ち歩き編 -
PC
Centrino 2プレミアムモバイル王者決定戦2008【目次】 - この連載の一覧へ