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「新幹線0系」などを一発表示 Baidu.jpの新しい画像・動画検索

2008年12月16日 19時47分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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 2008年1月に日本版正式スタートした検索エンジンの「Baidu.jp」(関連記事)。中国でシェア1位の検索エンジン「百度」(Baidu)の日本語版で、特に画像・動画の検索で一定の評価を集めていた。

 16日、そのBaidu.jpが画像・動画のトップページをリニューアルし、トップページに旬のコンテンツを表示するようになった。

画像検索

画像検索のトップページ

動画検索

動画検索のトップページ

 画像のトップページで言えば、今まで検索欄しか用意されておらず、キーワードを打ち込んで興味のある画像を探すという使い方しかできなかった。新しいトップページでは、「注目画像」「アイドル/タレント」「テレビ/アニメ」といったジャンルを設けて、ユーザーから多く検索されていたり、シーズンに合った内容の画像を自動で表示していく。

 インターネットに慣れていない人の中には、検索エンジンで何かを探そうとした際、そもそもどんなキーワードを入力すればいいのか思いつかないユーザーも多い。今回のリニューアルによって、トップページからサムネイルをクリックしていくだけで、ニーズの高そうなコンテンツにたどり着けるように変わったわけだ。

新幹線0系

現状では11月30日に定期運行を終了した「新幹線0系」が注目画像に含まれていた。そのサムネイルをクリックすると、検索結果がずらりと並ぶ

おもしろ画像

ネットでニーズが高そうなおもしろ画像というカテゴリーも用意する

 ちなみに製品発表会では、中国の「百度」における現状についても触れられた。1日のユニークユーザーは1億。2008年度の第1〜第3四半期における売上高は33億4300万ドル、利益は11億700万ドルだ。その売り上げの多くは、中国の小規模ビジネスのクライアントが出す広告で成り立っている。

 日本はまだビジネスをスタートして、ようやく1年という段階なので、まだ詳細を明らかにする段階ではないとのこと。とはいえ、来年度については、「これまでのウエブ、動画、画像、ブログの検索に加えて、エンタテインメント性を意識したニーズの高い新しいサービスを導入する」としている。

売り上げ

中国「百度」における、売り上げ(棒グラフ)と利益(折れ線グラフ)の推移

クライアント数

今年の第3四半期19万4000社と取り引きがあり、そのクライアントの多くは小規模ビジネスという


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