TMPGEnc Xpress 4.0
ではエンコード性能はどうだろうか。ソースにWMV(181秒/解像度1280×720ドット)ファイルを用意し、MPEG-2(720×480/CBR)、MPEG-4(352×288)へそれぞれエンコードした際の時間を計測した。なおCUDAは無効にしている。
クロックで勝るX2 7750BEだが、3コアであるX3 8750には残念ながら及ばない。マルチスレッド処理が効くケースではクロックよりもコア数が重要なことを再確認できる。またX2 5000+とX2 7750BE@2.6GHzを比較すると、かなり差が付いておりAthlon X2 7000シリーズの優位性が見てとれる。
Superπ 104万桁
念のために円周率を計算するSuperπでもテストを行なった。単純な演算の繰り返し、しかもシングルスレッドでの演算となるため、クロックの高いX2 7750BEがリードしている。
ロストプラネット エクストリームコンデション
ここからはゲームにおける性能を見てみよう。まずはロストプラネット エクストリームコンデション(以下、ロストプラネット)。設定は基本的に全て「高」および「DX10」を選択し、最も重い状態としている。
ロストプラネットでは前半のSnowがGPUベンチマーク、後半のCaveがCPUベンチマークな性格を持っているため、SnowではいずれのCPUもそれほど差が付いていない。一方Caveでは、これまで行ったCPUベンチマークの結果を反映したものとなっている。とはいえ、X3 8750のアドバンテージは大きくなく、ゲームにおいては、やはりある程度のクロックが必要だ。
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