T教授の「戦略的衝動買い」 第33回

YouTubeやFlickrをながら見！「chumby」の魅力

何百種類ものウィジェットを楽しめる

　chumbyをアクティブにするには、「ウィジェット」と呼ばれるchumby専用のミニ・アプリケーションをダウンロードする必要がある。やり方は、chumbyのウェブサイトにログインし、自分専用のポータル画面上で、ラインアップされた専用ウィジェットから気に入ったモノを選択するだけだ。

専用ポータルと自分のchumbyを紐つけする方法だが、なかなか容易で楽しく画期的なユーザインターフェースが採用されている。パソコン画面上に表示されたオセロ模様をchumby側でもタッチして一致させるだけだ

筆者のchumbyを制御するためのポータルの状況。表示されているウィジェットは現在、chumbyに導入済みのモノ

サンディエゴ・シーワールドのシャチのウェブカメラ映像だ

オセロなどのゲーム系ウィジェットも豊富だ。タッチパネルなので操作も用意だ。ゲーム用のコントローラーとしてもchumbyの柔らかい手触りは抜群だ

　選択された複数のウィジェットは、規定の時間chumbyの液晶画面にデモ表示され、規定の時間が経過すると次のウィジェットの再生表示が始まり、選択した全てのウィジェットが順に一日中ループする仕組みだ。ずっと見たいウィジェットはポータルで固定指定も出来る。

　現在の所まだまだ日本語対応のウィジェットは数えるほどだが、今後徐々に増えてくるだろう。年内には日本語環境も整備されるようだ。

　筆者のデスクの上に落ち着くはずだった我が家のchumbyは、家族に気に入られて今はキッチンのカウンター上にある。一日中、東京の天気予報や、NYCのタイムズスクエアの喧騒風景、サンディエゴ・シーワールドのシャチの遊泳等を表示しながら一日中文句も言わずに働き続けている。

iPod をUSB端子に接続し、chumbyで再生することもできる。しかし、残念ながら筆者の持っている何種類かのiPod やiPhoneの中で、再生できたのはスクエアなタイプの旧nanoだけだ

我が家ではキッチンのカウンターの上で「tuttuki bako」と仲良く並んでいる

　クラウドにコンテンツを保管することで、色んな所にある様々な情報端末に自由にコンテンツの雨を降らせることが出来るのだ。次世代高速通信の本格化する2009年はクラウドコンピューティングがよりアクティブに向かう楽しみな年になりそうだ。

今回の衝動買い

アイテム：chumby
購入価格：2万9400円(株式会社ジークス)

T教授

　日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。