T教授の「戦略的衝動買い」 第32回

fromヨーロッパの激安名刺　思わずポチッたその実力

初回オーダーに無償サービスで付く限定の名刺ケースも名刺に同梱

　世の平均的なアプリケーションが「ウェブアプリ化」する中、名刺作成ソフトも同様の道を歩んでいる。

　VistaPrintなら、名刺デザインに関わる100％の操作をブラウザー上で可能だ。同様のビジネスを展開している国内各社は、既製のデザインをベースにしていることが多い。もちろん、ユーザ独自の写真やイラストを使用した名刺作成サービスもあるにはあるが、イラストレータ等の出力ファイルを前提としたもので、まだまだ一般にはハードルが高い。

　グローバル展開をしているVista Print社の作成手順は、blogやオークションページを作る以上に簡単だ。

　任意の画像や写真をアップロードして、ガイダンスに従って操作するだけで名刺は完成する。完成後は、同じデータを使った住所ラベルや、封書、便箋などのイメージが瞬時に表示、プロモーションされる。

既に入力済みの個人データを活用した、封書や便箋、マグネットサインやカレンダー等の画像と注文書が表示される

　PtoP対話型のウェブマーケティングを心得た構造だ。初回の限定サービスとは言え、オランダとベルギーから名刺250枚と住所ラベル100枚が超安値で早々に送られてきたのには驚いた。

今回の衝動買い

アイテム：Vista Print　名刺＋住所ラベル
購入価格：1446円（初回限定サービス）(Vista Print JPにて)

T教授

　日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。