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Link Theaterの地デジ録画機能を試す!

2008年12月16日 10時00分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

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ネットワークプレーヤーモード(Link Theaterモード)

ネットワークプレーヤーモード(Link Theaterモード)を使うと、LAN内のDLNA機器に保存された映像や音楽をLink Theaterで再生できる。その逆(配信)はできない

メディアへの書き出しはできません

 このように基本的な録画機能を備えるLT-H90DTVだが、できないこともある。

 まず、デジタル3波チューナーを内蔵しているが、録画できるのは地デジの番組のみである。加えてシングルチューナーなので裏番組の録画はできない。

録画した番組

録画した番組一覧。番組名も表示される。検索などはできない

 また、録画画質の設定はなく、番組は放送そのままの画質でHDDに記録される。録画時間の目安は1TBで約130時間、640GBで約83時間、250GBで約32時間だ。ちなみに同時に接続できるHDDは1台のみ。付け替えは可能なので、容量がいっぱいになったら別のHDDを用意すればいい。

 画質補正回路を搭載しないため、ノイズ除去や動きの補正も弱い。ディスプレーまたは薄型テレビの補正機能に頼ることになる。

 さらに、録画した映像を光ドライブなどに書き出すことはできず、録画したLT-H90DTVでしか再生できない。ネットワークで別のパソコンから視聴できると勘違いされそうだが、LT-H90DTVにはサーバー機能は備わっていないため映像の配信はできない。


PCレスな機器連携の広がりに期待

テレビ視聴モードとLink Theaterモードの切り替えには少々時間がかかる

テレビ視聴モードとLink Theaterモードの切り替えには少々時間がかかる。また予約録画の時間帯に切り替えると、予約がキャンセルされる

 LT-H90DTVの実売価格は2万5000円程度。例えば2万円程度の640GBの外付けHDDを組み合わせたとして、トータル4万5000円程。HDDレコーダーを買うよりは安い。

 字幕放送やデータ放送の受信もでき、基本的な機能は押さえているのだが、今のところ値段を除けばLT-H90DTVでなければならないという部分は見えない。

 ただ、この製品はバッファロー製である。今後同社のBDドライブと接続できたり、パソコン用地デジチューナーカードとの連携ができると独自性が光りそうだ。周辺機器メーカーの強みを活かしたさらなる機器連携を期待したい。

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