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文化庁的にいちばん面白かったメディアアートをゴゴゴゴゴッと徹底的にフォトレポート

大賞はWii Fit? TENORI-ON? 文化庁メディア芸術祭レポート

2008年12月10日 14時30分更新

文● 個人的にはニコ動とKORG DS-10なんだけどなー盛田/トレンド編集部

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アート部門

大賞はマルシオ・アンブロージ(ブラジル)「Oups!」。スクリーンの前に立つ参加者にあわせて映像が変化するインスタレーション。等身大の「リズム天国」状態で、見てるだけで体が動きだす。超楽しそう (C) Oups!

同じく大賞のマルシオ・アンブロージ「Oups!」より。いまさら謝っておくと、作品画面は会場のモニターを撮影したものなので蛍光灯が映りこんじゃってます。ごめんなさい (C) Oups!

優秀賞のマークス・キソン(ドイツ)「touched echo」。ドイツはドレスデンを見下ろす高台の鉄柵にヒジをつくと、骨伝道で爆撃音などが聴こえてくるという作品。1945年にアメリカが行なったドレスデン無差別爆撃をイメージしたものだ。空襲音に恐怖し、顔を伏せる市民の感情を追体験するというメッセージ性の強い作品 (C) Markus Kison

優秀賞の渡邊淳司/草地映介/安藤英由樹「Touch the Invisibles」。ツメにペタンと装置を貼りつけ、ディスプレーに映ったキャラクターをはじくと、指先でさわった感じがするというインスタレーション。拡張現実の一種……なのかなあ? そういえば最近「電脳フィギュア」なる拡張現実ガジェットも登場しましたね (C) 渡邊淳司/草地映介/安藤英由樹

優秀賞の田口行弘「Moment-performative wandering」。ギャラリーの床板がひっぺがされ、街中をトコトコ歩き回る実写アニメ。作品に使用した写真は約2500枚(!)というすさまじい労力の隠れた作品。だんだん床板がかわいく見えてくるのです (C) 田口行弘

優秀賞のアレキサンダー・メンデレヴィッチ(イスラエル)「OUTSIDE」。緊張感や居心地の悪さをテーマにしたポートレート。同じフォトグラファーで言えばヘレン・ファン・ミーネのような女性的な画面作りも感じられるけど、ミーネが美しさで社会を告発しているのに対し、メンデレヴィッチはユニークさで現実を挑発しているような感じがする (C)ALEXANDER MENDELEVICH

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