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動画で見る!Photoshop CS4、使いたい機能BEST 5

2008年12月10日 09時00分更新

文● 諫山研一

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No.4 より実際の作業に近づいた「覆い焼き/焼き込みツール」

 トーンカーブやレベル補正で部分的な補正を加える場合、従来ならマスクを作って補正を行なっていた。本来ならば、このような補正は「覆い焼き/焼き込みツール」でも可能だったのだが、お世辞にも使い勝手がよいとは言い難かった。しかし、今回、このツールがようやく機能強化されたのである。

 「覆い焼き/焼き込みツール」を選択すると、ツールバーに「トーンの保護」というオプションが追加される。これにより、「ハイライト」「中間調」「シャドウ」のいずれかの領域のみにその機能が適用されるようになり、より自然な焼き込みが可能となる。

 特に従来のツールではエッジの部分を感知していなかったため、ブラシが通った部分はすべて明るくしてしまっていたが、「トーンの保護」では、輝度差のあるエッジを検出して適用しているため、周囲に影響が出ることは少ない。

 この機能だけでもどれだけの工程が省けるか、実際のユーザーなら理解できることであろう。

元の画像。顔の部分が暗いため、これを補正し自然に見せるようにする。従来ならマスクを作って補正しているような状況だ

従来からある「焼き込みツール」を使った補正。単に半透明の白が追加されたような感じになってしまい、不自然にし上がっているほか、エッジのはみ出した部分にも影響が出ている

「トーンの保護」を使った補正では、顔の部分だけおおざっぱになぞっただけだが、エッジ外への影響もなく自然な感じで補正が行なわれているのがわかる

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