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プレイヤーの善悪が試されるRPG「Fable II」

2008年12月09日 20時00分更新

文● 内田幸二

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 「因果応報」という言葉があるが、その意味は簡単に言うと「過去の行ないが善悪に応じて報いがくだる」ということ。「因果応報」は仏教用語だが、この言葉をそのままゲームのコンセプトとして採用したのではないかと勘ぐりたくなるタイトルがXbox 360で登場する。それが、この年末、最も注目すべきタイトルでもあるアクションRPG「FableII」だ!

この物語はあなた自身の
心の世界の物語!

 「Fable II」と言うからには、当然ながら初代Fableがある。前作「Fable」は、2005年3月に初代Xboxで発売されたアクションRPG。後に発売されたPC版と合わせると、世界での累計販売本数が300万本を突破する人気作でもあるのだ。

前作「Fable」。自分の行ないにより、街の人の態度もどんどん変わるほか、悪いことをすれば姿形もどんどん凶悪になる

冒険の舞台となるアルビオン。そこにすむ人々は、プレイヤーに無意識のうちに人間性を問い、その答えを行動で返してくる。また、自分の家を持つことができ、結婚すれば子供を育てることにもなる

 徳やモラルの高い行ないをすれば自分に対する世間の評価が高まり、低い行ないではまたその逆と、プレイヤーの行動自体が冒険する世界の形までも大きく変えていくことになる。まさに、「因果応報」の言葉がもつ世界観そのものなのである。

アルビオンには時間が存在し、移動や休息でも時間が経過していく

プレイヤーは英雄、そして心はあなた!

 プレイヤーは、アルビオンの英雄としての血筋を引いており、ある男の計画の阻止と幼き頃の私恨をはらすため、冒険へと旅立つこととなる。ここで、おもしろいのが、英雄でありながら、徳やモラルなどの人間性はプレイヤーにゆだねられているという点だ。人道をまっすぐに進み、世界を平和へと導くような英雄となるか、欲望にまみれ血筋を汚すような英雄となるのかも、プレイヤーの心持ち次第なのである。

道化者を演じて好感度を上げようとしても、人によって受け取り方はさまざま。その人を見据えての対応が必要になるのだ

 そして、「FableII」には決まった物語展開などは存在しない。もちろん、導かれし運命ともとれるような大きな枠組みのストーリーこそ存在しているが、「Aからどこに向かっても良い、しかしどこにたどり着くかはあなた次第」という、筋道が決まっていないストーリー展開なのだ。この、ストーリーの枝葉を決めるのはあなた自身の行動のあり方、言い換えれば、「あなた自身の心のあり方」といえるのだ。

牢屋の鍵を入手した主人公。鍵を渡して金を手にするか、鍵を使って投獄されている人を助けるか。普通は人を助ける道を選ぶだろうが、冒険にはお金がかかるのも現実。あなたならどうする?

(次ページへ続く)

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