「弟切草」や「かまいたちの夜」などのサウンドノベルシリーズや「不思議のダンジョン」など人気作品を多数制作する、ゲーム制作会社チュンソフトの最新作「428~封鎖された渋谷で~」が発売を迎えた。
同作品は、渋谷が舞台であることや主人公が複数存在することなど、同社が1998年にセガサターンにて発売した「街」との類似点が多い。そのため、ファンの間では「街」の続編なのではないかと発売前から話題を集めていた。
秋葉原では渋谷系のオサレっぽい雰囲気のソフトは敬遠されがちなのだが本作は別格。各ショップでも大きなコーナーを作って販売が行なわれていた。
「428」といえば実写を使用したゲーム本編なのだが、本編とは別にボーナスシナリオを2本収録。1本は「Fate」シリーズなどを手がけたTYPE-MOONが担当したアニメパート、もう1本は「かまいたちの夜」シリーズのシナリオを担当した我孫子武丸氏が担当したものなのだ。
また、TYPE-MOON担当のシナリオに登場するキャラクターのデザインは、「月姫」や「Fate」でおなじみの武内崇氏が担当しており、秋葉原のショップで付けられていた特典テレカは氏の描き下ろしイラストが使用されていた。そのため、一部の店舗では昼過ぎの段階で、テレカ付きのものが売り切れてしまっているほどの人気を見せていた。
ショップスタッフからは「テレカ付きはものすごい勢いで売れましたけど、その後は落ち着いています。とはいえ、実写を使ったソフトとしては驚異的な売れ行きになるんじゃないでしょうか」といった話を聞くことができた。
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