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702NKから4年を振り返る

さよなら、Nokiaのスマートフォン

2008年12月01日 18時57分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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歴代のノキア製スマートフォン

歴代のノキア製スマートフォン。左より「Vodafone 702NK」「Vodafone 702NK II」「Softbank 705NK」「Softbank X02NK」

 ノキアのスマートフォンが日本から撤退──。

 長年のノキアファンなら、27日に飛び込んできたこのニュースにショックを隠しきれないはず。新製品の発売を控えたタイミングで突然飛び込んできたニュースで、今だにノキアのオンラインショップも開いているだけあって、「本当に撤退するのか?」と信じられない人もいるかもしれない。

Nokia E71

Nokia E71

 しかし、事は決まってしまった。1日にはドコモが、2、3月にリリース予定だった「Nokia E71」の発売中止を明らかにした(関連記事)。今後、ノキアは高級ケータイ「Vertu」を販売していくものの、新製品をケータイ事業者に提供したり、自社でSIMロックフリーの端末を出したりすることはない。

 現ユーザーにとって気になるのは、「電池は手に入るのか?」「故障したときはどうするのか?」といったサポート体制だろう。ノキア広報によれば、「基本的にはユーザーが不便なく使っていけるようにサポートを提供していく」とのこと。

 オンラインショップを閉じる時期は未定だが、今後は国内向けのケータイだけでなく、国外でのみ使えるGSM端末も含めて販売しない予定だ。成田や東京駅地下にあるリテールショップについては、店舗を運営するパートナーと相談中という。

 さて、高性能な国産メーカーのケータイがいくつも登場してきた中で、なぜ一部のユーザーはあえてノキア端末を選んできたのか? 今、その歴史をざっと振り返ってみよう。

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