1980年代前半に、アスキーとマイクロソフトが提唱した「MSX」。パソコンメーカーだけでなく、家電メーカーなども参入し、初代のMSXからMSX2、MSX2+、MSXturboRに進化し、全世界で400万台が出荷された。比較的低価格な製品が多く、パソコンの入門機として、またゲーム機として人気のあった製品だ。
このMSXの開発環境とゲームソフトをWindows Mobile 6上に移植したエミュレーターとゲームソフトが、アスキー・メディアワークスのキャンペーンサイトから入手可能となる。
特別版のEM・ONEと、スマートフォン向けエミュレータを用意
第1弾は、イー・モバイルの携帯端末「EM・ONEα」にCD-ROM版の雑誌「MSX MAGAZINE 特別号 EM・ONEαで遊べる!作れる!ゲーム&BASIC」をバンドルした製品。
付属CD-ROMにはボコスカウォーズなど10本のゲームソフトと、MSX-BASICの開発環境、ゲームの攻略法や自作ゲームの作り方が書かれたPDFが収録している。モバイル環境で、往年のMSXゲームを楽しんだり、スマートフォン向けのゲームが手軽に開発できる。おトクなパッケージだ。
第2弾は、EMONSTER(S11HT)、EMONSTER lite(S12HT)、Touch Diamond(S21HT)などイー・モバイルのスマートフォンを対象としたゲームのダウンロード販売。「Mマガクラブ」という専用サイトを通じて、12月3日から提供。当初はサンプルゲームの形で、無料提供。順次有料コンテンツを含む10タイトルを追加していく。